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職場との話し合い

職場から自宅待機命令を出されてからは、家に引きこもるしかなかった。
職場側から呼び出された時には出社しなければいけないからだ。

突然昼間も家にいることになってしまい、日中の介助がまず問題になった。
突然でヘルパーの手配も間に合わないし、そもそも昼間に入っていただくだけの介護時間数もなかったので、とりあえず父や妹に頼んだりしながら、訪問介護事業所にも連絡をして、ケアプランを作り直すことになった。

最初に役所の福祉課に介護時間数を増やしてほしい旨を伝えたところ、「日中はデイサービスなどに行っていただくので、訪問介護の時間は増やせない」と言われてビックリした。
すでに患者会の仲間たちにも生活の様子を聞いていたりしていたので、そんなはずはないとわかっていたが、その役所の方は頑なにそう言い張るので、とりあえず電話は切って、介護事業所の方に相談して、再度連絡してもらった。
やはりその方の勘違いだったのか、知らなかったのかはわからないが、時間数を増やしてもらえることにはなった。

こういう時にいつも思うが、私のように意見を伝える事が出来る人であれば、他の人に相談したりして諦めずに交渉できるが、それが不得意だったり、身体機能的に難しい方の場合、とても困る事だと思うし、間違った情報のまま諦めてしまう方もいると思う。
なので、福祉課はやたら人事異動とかさせないで、ある程度経験や知識のある方たちで担当してほしいと思う。

なんとか日中のヘルパー体制も整え、自宅での時間を、職場復帰させてほしい旨の嘆願書の作成、そして新しい仕事探しに費やしていた。

嘆願書の作成には夫も協力してくれ、とても助かった。
こういう時に頼もしい夫がいてくれることにありがたい気持ちでいっぱいだった。
私1人ではきっと落ち込んで終わってしまったと思う。

たまに職場側から呼び出され、その時は夫も一緒に行ってくれた。
夫も一生懸命に私が復帰できるように頑張ってくれていた。

こんな日々が半年ほど続いていた。

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