3年目の紫陽花

 紫陽花。あまり好きではなかったけれど、3年目になる紫陽花・2年目の紫陽花を育てています。

 興味がわくって不思議です。何となく、育てていただけなのに、お花が咲いてうれしくて、どんなに枯れ木に見えてもお水を与え続けます。風で倒れないように気を付けます。

 何もしなくても咲いていたお花が今年は、なんだかゆっくりだな。周りに咲く紫陽花を気にすると、我が家のお花の」「ゆっくり」が気になります。気になると、もっと外の紫陽花を見ようとします。いっぱい咲いているお花が目に入ってきます。なぜ、咲かないのだろう。すこし調べてみて病気ではなさそうだとわかりました。ちょっとゆっくりなだけなのかな。これ以上は心配するのをやめよう。自分のペースでいいからね。お花を待ってみることにしました。

 気になることを見つけたら、その情報が一気にあつまってきます。あわてても仕方がないことも世の中にはたくさんあるから、自分の気持ちを今ある現実に向けて、どっちの方向で考えるかも大事なこと。

枯れ木にしか見えなかったころ、何も期待をしていませんでした。でも小さな葉をみつけ、わくわくしました。そういうことが人生には大事なのかと思います。信じていると、どんどん増えていきます。もういいやと思わずに育てていたのは植物の強さを知っているからです。

育てるというのは不思議なものです。

心配事が多くても、不安な気持ちばかりではもったいない。きっと咲く。そう信じた先には、どんなに小さなお花でも喜ぶことができる未来があるものです。

もしも・・・お花が咲かなくても、次に向けてやるべきことを探してみようと思います。お花が咲かなかったくらいでは、捨てられないです。

大事にしているものはありますか?

人生には手放さなけれないけないことも、たくさんあります。

でも大事にすべきこともたくさんあります。

ひとつひとつ経験して、加減を知るようになるのですね。



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