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中学受験に勝ちたい

 中学受験に興味がある。でもどうやって進めるといいのだろうか。親に経験がなくてもできるのだろうか。疑問は山ほど出てくるものです。お父さんやお母さんは経験をしていなくても子どもの受験はできます。今はネットを使えば何でも情報を得ることができますし、何となく現状は耳にはいってくるものです。

 私が考える中学受験を書いてみたいと思います。

 子どもの受験のために準備はいろいろとあります。受験をしたいなと思ったら、まずは行きたい学校を見つけることから始めます。どこに行かせたいか・・親が行かせたいと思うことから始まるのはOK!考えなくてもいいのは子どもの学力です。自由に検索して学校を色々見てください。教育方針をみることはおすすめですよ。もちろん学費なども大切ですね。私のおすすめは親の枠をできるだけ取り払ってみること。たとえば渋谷の学校は嫌だわ、男子校は荒れているのではないか、女子ばかりだといじめがある?なんて勝手に考えないで大きな枠の中で学校をみてみましょう。実際に見学・説明会に行くとイメージと全く違う場合もありますが見る前に調べることも大事です。ある程度は絞っておかないと、全部見に行くことは不可能です。自由な校風と書いていて自由もいいわね、と思っても、え・・金髪もOK? 自由の度合いがあわなければつらいものがあります。大事なことは比べないこと。学校同士を比べることなく、それぞれを見ていくといいと思います。

 我が家の場合はメインに行かせたいなと思う学校がありました。2年生の終わりごろだったか、息子と年に一度公開されている行事に行きました。幸いにも気に入ってくれたので晴れて第一志望校としました。もちろん先で変わることがあってもいいのです。塾選びにも行きたいと思う学校があることはとても有利です。わたしは塾を選ぶときに志望校をはっきりと伝えました。

塾を選ぶ・・

 わが子の気質は、親が一番わかっているものです。塾と言ってもいろいろな塾があります。有名塾だと志望校への合格数がでていたりもしますが、わたしはあまり重視しませんでした。誰が何人入ろうが、わが子が合格することが一番です。子どもを伸ばしてくれるのかどうかが一番です。大体塾の勉強についていけるかどうか。上のクラスに入れるかどうか、そういう心配は不要だと思っています。一番大事なことは、行きたい学校へ合格するということです。

 最初に行った塾では、その時受けた1回のテストでまずは評価をしてその時の成績で志望校を決めるように言われて違和感を覚えました。違和感が出た時点で選択はなくなりました。  

 次に見つけた小さな塾。塾長先生のお話に心惹かれて、入塾テストもない割には本番へピークを持って行くのが上手だろうなと思う塾でした。特に塾長先生が素晴らしかったので息子にはこの先生の授業を受けさせたいなと思ったのをよく覚えてえいます。

 算数が得意だったことで無事に塾長先生の授業を受け続けることができ、志望校合格を得ました。小さな塾でしたが、みるみる人気がでたのも納得できる指導です。今は先生が体調を崩されて塾がないのが残念ですが、みなさんもそういう塾を見つけられるといいと思います。

塾へ通う学年

 息子は王道の4年生からの塾。週2日くらいから始まり、彼にはちょうど良い加減だったようにも思います。最初のうちは理科の実験や冬には焼き芋を焼いたりと楽しそうでした。でも6年生の最後の追い込みは、それなりに大変だったようで、一度だけ愚痴をこぼしたことがあります。それでも塾で学んだことは、人生にも大きな役割があったように思います。勉強の仕方はしっかりと叩き込まれたように思います。良かったなと思う点は、塾の役割と家庭の役割を明確にしてくださったことです。自分が子どもに何をすべきかと認識できていたので、邪魔をすることはなかったのではないかと思います。

 年子の妹は6年生になってからの本格的なお勉強を始めました。理由は全国大会で優勝したいという夢をもってがんばっていることがあったからです。受験のためにすべてを奪っていいのだろうか。そう考えてやりたいことを全部やるというスタンスで妹の方の受験は全く別モノとして考えました。もちろん、時間が少ない分、やり方は別となります。とってもお世話になった塾ではありましたが、妹むけに塾をさがしました。

受験とスポーツ

 私が考えたことは、志望校のラインを変えること。女子御三家を受けて第2志望にする学校を第1とすればいいと考えました。幸い素敵な学校が見つかりましたが、なんと娘は1校のみ受験。滑り止めはなしです。とはいえ、3日間受験のチャンスがあります。娘に選んだ塾には○○学校へ行きます。ここの合格のために力をくださいとだけ言いました。二人目ですから親としての受験の知識もそれなりにあったので、塾に親が学ぶことはなかったことも幸いでした。息子の経験から時間的に難しいと思うことは、カットしていき、毎週のテストも回数を決めて学力チェック的なものとしました。一年で4教科受験。あれだけの時間でよく合格できたものだと思います。ゴールに向けてのモチベーションを持って行く方法を娘は習得していたのでしょう。

中学受験と小学校生活

 子育てが終わってから、わたしは幼児教室の先生をしていました。そこで目の当たりにした受験の数々。そして小学校に入り、1年生から有名塾に通う現実をしりました。もちろん塾に通うことが悪いわけでもないと思いますが、情報に流されず、しっかりとした学習する態度を家庭で育てたうえでお願いするプロの先生を探してほしいと思っています。親の心のコントロールは受験には一番大変なことです。早くから通うことが有利になればいいのですが、そうでない場合、決して子どもに言葉の攻撃をしないようにしたいものです。 

 難関校に入るお子さんの中には一年生で5年生レベルの算数ができるお子さんもいます。素晴らしいことだとは思うのですが、そのために必死で小さいころから、知識を詰め込むのでは、どこかで何かを失うようにも思うのです。楽しい小学校生活を全部ただ勉強のために習い事三昧なんて。そう思うのです。子どもは何よりも経験が大事な時期があります。それだけは忘れないで点数にこだわらない教育をこころがけたいですね。

 受験の目的は合格ではありますが、合格の先には何を持たせますか?

何のために受験をするのかをしっかりと考えて、受験をすすめていけるといいですね。2年生から7時半までの塾に通う女の子のお話を聞きました。娘は8時くらいには寝ていたなと思います。上手に教えてくださる先生だから人気があるのだとは思いますが、わが子の体力を何を目的にするのかは明確にしておかないとゴールに向かう途中で息切れしてしまいます。誰もがライバルではなく、結局は自分が力をだせるかどうかです。そして出せるようにしてくださるのがプロの力。プロにお任せする部分、親がサポートすべきことは全く別なものだと思います。

 息子の塾では大学受験をすべきだと進学校を進めてくださいました。でもわが家は伝統校を選びました。この学校での教育こそが息子の財産となる。そう信じています。でもずっと、男の子はもう一度、猛勉強すべきと言われた塾長先生の言葉が残っていました。息子が選んだ職業は弁護士。猛勉強すべき時を自ら選んでいました。学長先生の言われた通りに猛勉強したことはほんとに大事なことだったと思います。

 なりたい自分になれる人生。やりたいことができる人生。この力があると親の心配は何もありません。

遠くて近い子どもたちの未来のために今できること。

中学受験を始める方はぜひ、合格のために行動していきましょう。合格しなければどうしよう。それでは合格は勝ち取れません。1校しか受けなかった娘に私が「2日にもう少し優しいところも受けておく?」と言ったところ、私は合格するからと言いました。隣にいた息子にも「お母さんは僕のときにはすごく自信があったのだから心配しないで同じ気持ちでいればいい」そう言ったのです。あまりに短い準備にドキドキしたものの、本人の口からの力強い言葉に私が勇気をもらった気がします。合格です。

 どこの学校に行きたい?子どもたちが選んだ学校があるとすれば、そこに大人が勝手に制限をかけないで進めてあげてくださいね。どんな夢も叶うためにあるものです。中学受験をしている子どもたちはかわいそうではありません。勉強をがんばることを苦労と考えるべきではないと思うのです。子どもたちにかける言葉は常に前向きでありたいですね。合格のための中学受験。どうすすめていくべきか、迷いながらも一歩踏み出してみてください




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