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2/700 弁論大会

話は遡って、カザフに着いた翌日3月5日。
実は、この日に重要な仕事があって、そのために必死でなんとか前日にたどり着いたというわけなのです。(その経緯は追々)

カザフスタンでは、毎年3月に弁論大会があります。学生たちはこの日のためにものすごく準備をしてきています。この大会の上位入賞者が、中央アジア弁論大会(今月末!)に進みます。

制限時間5分(超えると減点)
何も見ずに発表。
発表後は、質問者2名からの質問(事前通知なし)

なかなか厳しいルールですが、みなさん緊張しつつもしっかり質問までこなしていました。

最後に行った講評をそのまま載せましょう。

みなさん ご発表ありがとうございました。
みなさんの日頃の努力が実り、すばらしい発表でした。
実は、私は昨日の晩アルマティに着いたばかりです。みなさんの日本語のレベルの高さに驚かされました。

社会の問題や、みなさんの日本文化への思いなど、いろいろと考えさせられることが多かったです。同じインターネットというテーマでも異なる見方があり、興味深かったです。病気や死に関する話題も心に迫りました。

自分が思うように発表できなかったという人も、今回の経験をもとに、がんばりましょう。今回の大会で全体的に言えることは、内容面はすばらしかったのですが、表現はまだまだ改善が必要です。大事な部分を強調したり、感情を表現することは重要です。そして、聞き手への配慮、つまり聞いている人にわかりやすいように、今のような言い換えをするなど、工夫してください。

入賞者のみなさん、4月の中央アジア弁論大会まで、さらに練習を重ね、よりよい発表ができることを期待します。

みなさんが今日ここで発表できあのは、皆さんの日頃の努力と、それを支えてくださっている先生方、そしてご家族のおかげだということを忘れないでください。

最後に今大会のために準備をしてくださった実行委員会のみなさま、開催にご尽力くださいました日本語教師会、日本大使館、カザフ国際関係外国語大学、カザフスタン日本人会、日本人商工会のみなさまに御礼申し上げます。ありがとうございました。

【写真/講評を話す私と真剣に聞いてくれている出場者のみなさん】


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