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退去の日部屋を振り返る

引っ越しの日とずらして、前のマンションの引き渡しがありました。
療養のため家族に急かされ急遽一人暮らしをすることになって、物件を見に行って即日即決したマンション。狭くてもなんでも、どこでもいーや、安いし、と少々投げやりでした。

玄関はうち開き。一人でもあけるとき靴がひっかかりそうになる。左には下駄箱がありましたが、ここがやたらと段数と収納力のある戸棚。上、2段以外棚板をはずして空き缶やペットボトルゴミ、不燃ごみを収納していました。

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その先はユニットバス。


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退去用にカーテンを戻しましたが、最初から外して使っていました。湯船の中で座ってシャワーを浴びていればカーテンいらずで、ずっとそうしていました。風呂釜はおいて設置してあるだけのタイプでへりに腰掛けるとガタンとひっくり返りそうになる。シャンプーなどを置くところがなく、風呂のへりにおいていたのですが、風呂釜が傾くとそのボトルたちがぼとぼとと落ちる。今となっては懐かしいです。

ユニットバスの横は簡易キッチン。小さな鍋一つ、フライパン一つ。お皿は小二枚、大二枚。お茶碗が一つに、お椀が一つ。小さめの器が三枚。ぎりぎり収納できる、それだけで過ごしてきました。

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左下に無理やりに調味料をつめて、右下は冷蔵庫。これがぜんぜん入らない入らない。飲み物を冷やしたら食材は入りません。納豆・豆腐・厚切りハム・キムチ・カット野菜を入れるくらいでした。

水道のところにまな板を橋渡しにして切るスペースを作ったり、IHの上で食材を切ったり。振り向いたところに机を置いて電子レンジを置いていました。そのせいで人一人、ぎりぎり通れる廊下になっていました。

冷蔵庫の前しゃがむスペースがないので中身がよく見えず、横から手を突っ込んで物を出し入れしていました。これも今となっては懐かしい。私にはちょっと狭すぎたかな。


部屋の備え付けの家具は気に入っていました。ホテルみたいでしょう?
ビジネスホテルに住んでいるような、素敵な生活ではありました。

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テレビはついていたけど、しまっていた時期も長く、ほとんど見ませんでした。

洗濯機も共用のものがあり、本当に身一つで引っ越してこれる、良い物件でした。たった一人でもっともっとミニマリストになってたら、ずっと居心地のいい物件だったかもしれません。でも、交際相手ができて休日を過ごすには狭すぎたし、もっと料理をしたり、ゆっくりお風呂に入ったりといったことがしたくなったので引っ越すことにしました。



部屋を改良して、大きな窓ディスプレイをおいたら存在感が居心地をよくしてくれたのが懐かしい。

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なつかしいね。


こちらは新居。

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部屋が広くなった分、窓の存在感が薄れていますが夜になると間接照明だけでぼんやり窓を眺めるのが今でも好きです。


引っ越して思ったのは、部屋がかわっても同じ家具を使っていると愛着があり、思い出が引き継がれていくということです。ミニマリストの端くれとして少ないモノたちと暮らしていると、お気に入りの物たちはまるで家族のようです。

引っ越しを機会に家具を入れ替えてしまう人も多いと思いますが、同じものを使い続けてみてほしいですね。

このnoteを、思い出として記録しておきます。
一年後なんか見ると、懐かしいんだろうなぁ。

まえのおうち。

いままでありがとう。


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