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金曜日の朝

今日は平日の最終曜日の、金曜日。
今朝も玄関で子供を元気に学校へ送り出した。

そう。今朝も。
我が家のBOY は、小学1年のGW明けから母子分離不安になってしまったのだ。

毎朝学校まで登校班に付き添って、一緒に歩き、下校も迎えに行って一緒に帰る。
時には、授業も一緒に受けたし、まさに四六時中一緒にいた。
そんな日が長く続いた。

たまに離れて頑張ってみる日を作るけど、やっぱり無理ぃ〜

となってしまう日もあったり、もので釣ってみる日もあった。

頑張れたこと、できたこと、よくやったこと。褒めることもあったけど、
できるだけ、側にいるようにも心がけつつ、
なんとか学校の中では、私なしで行けるように努めた。

学校生活を母親なしで過ごす。
当たり前のことが、不安で怖くなるらしい。

それはひとえに、個人の能力の問題も含まれている。
もちろん周囲との関係性の構築、存在の肯定などもある。

特にこの1年は、担任の先生が作ってくれたクラスの雰囲気がとても良くて
助け合いの精神をたくさん詰め込んでくれた。

苦手なこと、やりたくないこと。できることできないこと。
全部それでOKで、挑戦できない時は、手を借りる。積極的に手を貸すことで
存在していいという肯定的な気持ちを持っていく。
お互いがみんなwin-winとなるあり方を、先生は提供してくれている。

このおかげで本当に、我が家のBOYはぐっと成長した。
教室に付き添っていた私は、下駄箱で見送ることができるようになり、
それが校門の前になり、そしてマンションの下になり、玄関前へとなった。


誰かと一緒に目標を達成すると、強い繋がりが持てるという。
うちの子はたくさんクラスでも泣いて、授業を止めることがあったと聞いている。
その度に、毎度声をかけてくれるお友達。
反応せずに、ただじっと待つお友達。
攻撃的になってしまうお友達。

その都度その都度、クラスで話し合いをしたり、子供たちでサポートをしたり。
先生もたくさん関わってくれた。


母親として、できることは限られている。
母親としてできることは、たくさんある。

今日、学校へ向かっていく姿を玄関で見送れたことには、本当に感謝だ。

先生たち、クラスメートのみんな、周りのお母さんたち、そしてBOYと私と主人。
ありがとうと思うと共に、
よく頑張ったなと褒めたい。


さぁ金曜日の朝が始まったぞ。

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