陽気なギャングは伊坂幸太郎にハマる

仙台に行ってきた。
仙台というと思い出すのは伊坂幸太郎だ。

小学校5年生のときに初めて読んだ小説が、父親にオススメされた「陽気なギャングが地球を回す」だった。伊坂幸太郎さんの作品の中で一番読みやすいのではないか?と思っている。そして、ちょっと雰囲気違うかも?とも思っている。心が暗くなるところがない。

「陽気なギャングが地球を回す」では、なんらかの特殊能力を持った主人公4人が、自分の強みを華麗に活かしながら、自分たちの正義を果たす。
視点が代わりながら進む痛快さに魅了された。
超能力を持っている登場人物たちが現実にいるのではないかと思えるような、現実と一体化した不思議な世界観(伊坂ワールドと言われるやつ?)が本当に大好きだと思った。
ちなみに今もそんな人達は自分と同じ世界にも存在していると思っていますよ。

次に「オーデュボンの祈り」を読んだ。
そしてこれら2作品が私のそれ以降の読書生活を変える。
「オーデュボンの祈り」は、私の1番好きな物語である。最初に読んだ時、衝撃を受けた。1ページ1ページめくる度に感じるワクワク感。読み終わりたくない!!この世界がずっと続いてほしい、という感覚。本ってこんなに楽しいんだ!!と思った。てかもう世界観が大好き。
これで『轟』って字を初めて調べたよ!

こうして、それまで「ハリーポッター」などを読んでいた少女が、初めてミステリー小説というものに出会った。これらは、ファンタジーという点では共通していると思う。私が好んで読むのはファンタジーだけだ。

そして同じく小5のとき、自分も物語を書いてみようと(好きなものを自分でもしたくなってしまう性格)、「陽気なギャング」シリーズを模した物語を書いてみたりした。てへ。黒歴史。照。小5以来読み返してないし、もう読み返したくもないけど、結構内容覚えている。登場人物は全員、クラスの友達がモデルだ。今のところ私の唯一の物語作品だ。

当時、友達にリボンやチャオなどの漫画を借りて読ませてもらい、、恋愛をテーマにした作品ってそらみんな興味惹かれるくね?恋愛以外のもので魅力的な作品を作ってくれ!と、かなりひねくれた考えをしていたことを微かに覚えている。そういった考えの時に、いわゆる男女の仲以外の面白さを提供してくれた伊坂さんを尊敬していました(読んでいる作品が偏っている)。

その後も伊坂幸太郎さんの作品は読み漁った。


あとは、伊坂幸太郎さんの作品が原作となった映画を見た。

映画だと「ゴールデンスランバー」「フィッシュストーリー」が特に好き。曲もいいし、雰囲気が超いい。
あ、そういえば「ゴールデンスランバー」を見て、花火職人になりたい、という夢をもった。

友達と、仙台に行くぞーってなったとき、これはあわよくば聖地巡礼したいぞ、と思った。伊坂幸太郎さんの作品は仙台を舞台にしたものが多い。映画化されたものも仙台で撮影されているものが多い。

初仙台。
どんな環境で作品が作られたのか。
登場人物に近付けるのではないか。
牛タンと牡蠣とずんだは食べよう。
とか思った。
(文字数合わせてる文は伊坂さんの影響。照)

ボルテージを高めるために伊坂さんのエッセイ「仙台ぐらし」を持ってきて、行きの電車で読んだ。
聖地巡礼には、友達はそんなに興味なかったやろうに快く付き合ってくれた。
勾当台公園!定禅師通り!仙台駅!
堺雅人さん、いや、青柳になりきった。
友達も撮影に熱を入れてくれた。いい友達もった。。
1人でふらっと仙台駅を探し回ったが、「アヒルと鴨のコインロッカー」のコインロッカーは見つけられなかった。もう何年も前の映画やし無くなってたのかな?

今は仙台からの帰り道である。飛行機が飛ばなかったり電車が遅れてたりしてめちゃくちゃ時間があるため書いてみた。

なんか、こんなに物語好きなのに薄っぺらいことしか書けなくて申し訳ない。尾ひれとか付けるのが苦手なのである。重要なとこをサラッと書いてしまう。


みんなの人生に影響を与えた小説も知りたいなっ。
そして懲りずにまた物語書いてみたいなっ。

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