地上で最も幸福な者は

物事に大きな動きがあった時、慌てず落ちついて状況を静観する事ができますか？

恐れが強いと身の保身の為に、早く状況を変えようとして、誰かに取り入ったり、悪い噂を立てたり、不安をせき立てたり、責任を追求しようと他責したりして誰かや何かを犠牲にして、自身にとって優位性を保とうと躍起になってしまいます。

一時は上手くいったように見えても、因果により引き寄せたものの代償を払うのは結局自分なのです。
不安から、事態を変えようとする時、人は表面的な安全をとってしまいがちです。

表面的な安定や安全とは、基盤の無い家に住むようなものです。
基盤のある安定や安全とは、恐れや不安に打ち勝つ精神力があるか無いかです。

精神力がある人は、事態の変化を一旦、抗わず
受け入れ、咀嚼し、何がこのような事態を引き寄せたのかを内観します。
そして、冷静に本当に自分にとって必要な事か、大切な事か、干渉すべき事かを見極めます。

物事の大体は、干渉すべき事ではありません。
あなたがやる事は、あなたの精神性が高まる行動や思いを決定する事だけでよいのです。
周囲をコントロールしようとしなくて良いのです。
あなたが自身に真摯に向き合う、そのような素直さが自己信頼を高めるでしょう。