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FUJIFILMの話

CP+も始まり、昨年は色々と混乱を招いたFUJIFILM。メーカーとしては元々目指していた路線だったのでしょうが、私は翻弄されました。

噂の「X100VI」も発売予告がありました。読みは「エックスヒャクシックス」。公式もそう言ってました。

では前の「X100V」は?

新機種が「シックス」だから「ファイブ」だったのか…そう思ってませんか?いやいや、ずっと「エックスヒャクブイ」って言ってたはずです。つい先日アップロードされた動画でメーカーも「ブイ」って言ってますから。でも新機種が「シックス」だから、前の機種は「ファイブ」だろってことで、「ファイブ」と言ってる人がチラホラ。

まぁ、そんなことはどうでも良いのです。

価格が28万円ですって。おそらく実売は25万円くらいかな。Vが16万円くらいだったから、おそろしいくらいの値上がりですよ。ネットでも色んな意見が飛び交ってます。海外では1,599ドルということは、1ドル150円としても24万円くらい。まぁ、ドル建てで考えれば妥当な価格設定なのでしょう。でもですよ、いくら中国製とはいえ、日本で販売するんでしょ?何か釈然としません。


X-Pro2 とX-E4

かつては欲しいカメラ、レンズをボコボコ買ってました。しかしいつの頃からでしょうか。即予約しないと届くまで数ヶ月待ちとか、ざらに聞くようになりました。

しかも価格高騰。これはカメラ機材に限らず、ありとあらゆる物の価格が跳ね上がってます。去年、仕事で使う車を中古で買ったんですけどね、高い高い。目眩がしました。

カメラ関係については、私も新品や純正レンズへのこだわりを捨てざるを得ない状況になってきました。私はPENTAXとFUJIFILMのダブルマウントで遊んでますが、今では稼動のないボディやレンズを下取りに出して、欲しいものを買うようになってきてます。

さて、X100VI…既に中国あたりでは60万台近くの予約が入っているとか、いないとか。メーカーはウハウハでしょうし、日本市場が二の次になっても仕方ない状況。

1番の問題はやはり価格ですよ。「今までが安すぎた」とか、「価格に見合う質であればー」とか、チラホラ達観した意見を見かけますが、私はそこまで人間は出来てません。28万ですよ?せいぜい新型センサー、プロセッサー(といってもX-T5と同じ)、高画素化、手ぶれ補正くらいでしょ。それらを積んで12万アップって、本当に受け入れられるんですか?スナップシューターですよ?

例えば、X-Pro2とX-E4。新しいのはX-E4ですよ。しかし造り込みに関しては、明らかにX-Pro2に軍杯があがります。それこそ手に取った質感、フォーカスレバーの塩梅、ボタンの押し心地…ガワだけ見ても、絶対的にX-Pro2 の造りが良いです。しかしソフト的な部分はX-E4が上。でも高い金出してもX-Pro2のほうが欲しいと思わせる造りなんですよ。物の価値って、そういうものでしょう。

ではX100VIはどうでしょう。Vが16万は良いとしても、先に掲げたアップデートに12万も上乗せ出来ますか?私は出来ないです。

とまぁ、ここまでは皆さんも思うところでしょう。今、我々は狭間に立ってます。賃金のベースアップが日本国内に広がるのはいつのことになるのやら。株価が上がってはいても、日本のように輸出入に頼る国だから、為替とは相関関係にあるんですよね。極論を言えば、円安だから株価が上がる。ベースアップが伴えば良いけど、企業がそこに着手するのはいつになるのやら。


今はなきK-3

これは以前持っていたK-3だけど、K-3III MonochoromeがX100VIと同じ28万くらい。では、どちらかを買うとなると、私はK-3III Monochoromeを選ぶかも知れない。理由はPENTAXの物作りを信用しているから。X100シリーズのようにレンズ固定式の場合、レンズとボディを専用の組み合わせにしているわけだから悪いはずはありません。でも私はX100VIの質感に28万は出せない気がします。X100VIは触ってないけど、今までFUJIFILMを数機種使ってきた私の感想です。


X-T3とX-T5

X-T5が現在、268,000円くらいかな?X100VIと大差ないですよ。中身は同じ。ということは、X-Tヒト桁機の後継機は30万超えになるでしょう。ギリギリ20万円台で踏ん張れるのか?X-Proシリーズも存続するとなれば、もっと高価になるはずです。

もうね、手持ちの機材を大事にしていくしかないのですよ。「カメラやレンズは道具だから。傷?使い込んだ証」なんて言ってられませんよ。リセールバリューがありそうなら、尚更大事に大事に扱っていかなきゃならないという強迫観念が生まれます。


PENTAX 今ではK-1とK-3IIIだけ保有

今となっては、機材を気軽に買えるのはPENTAXのほうでしょうか。もっと他のメーカーに目を向けると良いのかも知れませんが、今度マウント替えするならば、かなり慎重になると思います。少なくとも現在のFUJIFILMには耐えられないかも知れません。

いずれにせよ、今は時代の狭間。高騰した価格が急に元通りになるなんて考えられません。現実味があるのは、30年間アップしなかった我々の賃金が上がることです。いつになるかは分かりませんがー。

だから現実を受け入れ、それに対応していくしかないのだと思います。かといって、カメラボディにウン十万円も出せません。年齢的に限界です。最後に私の手元に残る機材は何なのか…。

「写真はiPhoneで十分」このセリフだけは吐かないと思っています。

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