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FUJIFILM X-E4 とフィルムシミュレーション

X-E4でもう一つ思い出した。マウント部がややキツい。X-E3を購入したとき、同梱の23mm F2がキツすぎて全く装着出来ないという初期不良に当たってしまったことがある。交換してもらったX-E3は問題なくレンズを装着出来たが、このあたりからFUJIFILMは個体差が激しいのではないかと疑っていた。

と、問題点を書き連ねてはいるが、FUJIFILMのカメラ自体は概ね気に入っている。X-Eシリーズはお手軽だが、決して初心者向けではないと思う。いや、もちろん初心者が使っても楽しいとは思うけども。X-Proシリーズほどマニアックではないから、受け入れられ易いはず。しかし初めてFUJIFILMのカメラを買いたいという向きには、やはりX-S10あたりをオススメしたい。そのほうが何かと扱い易いはず。

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さて、FUJIFILM製カメラのひとつのウリであるフィルムシミュレーション。人様が撮った写真を見ると綺麗だなぁ、とか、雰囲気あるなぁ、と思うけれど、いざ自分が撮るとなんか違う。その人たちと同じ設定で撮っても違和感を感じてしまう。

例えばProvia。自分が撮るとコッテリに感じる。いや、もともとコッテリしたフィルムシミュレーションなのだけど、他人が撮った写真には一切そんな感想は持たない。だから自分が使うときには、シャドーを持ち上げたり、カラーやシャープを抑えたりして使っている。

それでも濃いと感じるときは、Pro Neg.Std.のカラー+2だとか、Pro Neg.Hiのシャドーを起こしたものとか、自分が撮るときにはそんな写真のほうがシックリくる気がする。

またクラシッククロームやクラシックネガはそのまま使うには、逆に物足りなくて、シャドーを締めた設定にすることが多い。

と書きながら、「いや、なんか違うぞ」と思うこともしばしばで、そんなときはデフォルトに戻して撮ってみる。「おぉ、コレだコレ」と思うけれど、また設定を弄ったりー。多いに迷ったときには、無調整のProviaかAstiaに戻ってみるのが良い。そこで感覚をリセットしてから、また調整してみてくださいまし。

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X-E4を使って感心したのは、カラークロームエフェクト。これは原色系に働きかけるエフェクトのようで、上の写真は「強」にしたと思うが、赤が鮮やかで深みがあるが、意外にも細部は潰れていない。そして色飽和も起こしてない。だから普段使いには「弱」に入れっぱなしでも良さそう。勿論、どのフィルムシミュレーションを選ぶか、どんなシチュエーションかも加味しつつ、ご自身で検証されたし。

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今のところクラシックネガばかり使っているが、フィルムシミュレーションがX-E4を購入した動機ではない。ここまでアレコレ書いていて変だけど。X-Pro2で撮るときはPro Neg.Stdでカラー+2という設定ばかり。一周して結局、落ち着いた色合いに戻ることを繰り返している。というか疲れないから。

FUJIFILMのボディはX-Pro2とX-E4を使用している。どちらもレンジファインダータイプという変態なので、色んな部分で偏りがあるが、ここからの話はまた次回にでも。

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