カラスと鳳凰 あとがき
すっかり、あとがきが遅くなってしまった。
正直、書くかどうか悩んでもいた。
参考文献と呼べるのは、たった一冊。
芥川龍之介の『孔雀』
しかも、構想すらない時に読んだ。それでも参考にしたのは、それを覚えていたからだ。内容も確認済みである。
あとは、おかしな話だけど「聞こえてきたもの」幻聴ではなく
ただ浮かんできた話を書き留めていた。
以前、執筆した『いちごんさん』の時とほぼ同じ現象が起きていました。
分かりやすくイメージしていただくと、画面が砂嵐状態のテレビがある。
ダイヤルは2つ、ザアザアいっている中で何かが聞こえる。
片方のダイヤルを回すと、音がクリアになり、もう片方を回すと画面がクリアになる。
『いちごんさん』の時は、新聞広告(よく記事の下の方にある本の紹介等の欄)
あそこに、神様宛てに手紙を書きましょうというのがあった。
『いちごんさん』はそれから始まった。
一応、参考と呼べるのでは?と思って書いたがライターさんにお叱りを受けた。確かに、しっかり本を読んで調べて執筆するのが当たり前である。
ただ、こんな事が2回も起きている事と、こんな奴もいるという事だけはご理解いただきたい。でなければ、物語は生れて来ない。
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