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【0からの脂質マスターへの道】〜摂るべき/避けるべき/絶対に避けるべき〜

脂質に突入です\(^o^)/

1回完結なんて無謀なことを宣言してしましました。
改めて続編を記しますことご了承くださいませ。

一先ず、今回のゴールはこちらです。

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脂質はどうしても嫌われ役になりがちですが
実は非常に重要な栄養素です。

私達の身体の細胞37兆個の膜は この 脂質。
脂質の摂り方一つで細胞を元気にすることも
また、その逆もできてしまうのです。

無意識に生活をしていると
避けるべき油の摂取が自然と多くなり、
摂るべき油の摂取が自然と少なくなる傾向があります。

だからこそ、【摂るべき/避けるべき/絶対に避けるべき】を知って
細胞を蘇らせて過ごしやすい身体作りをすることが重要なのです。

では少しずつ中に入りましょう。

0. 脂質とは

過去受講してくださった方は既にご存知かと思いますが、
エネルギー産生栄養素 というワード まだ慣れない方も多いかと思います。
過去は 三大栄養素 と呼ばれていたもので、以下の3つが挙げられます。

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今回のテーマの“脂質”も
この エネルギーになることができる栄養素です。

また、脂質はエネルギー産生栄養素でありながら
他にも役割が沢山有ります。

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そんな脂質の運命から見ていきましょう♪

1. 脂質の運命

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脂質は身体の中でどのように消化吸収され
エネルギーになったり、私達の身になるのでしょうか。

体内は見えませんので、つい
口から入ったものは全て同じように消化吸収していると
思いがちなのですが、栄養素によって
消化〜排泄まで随分異なります。

脂質の消化・吸収率は約90%

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まず口

唾液には“舌リパーゼ”という脂質分解酵素が含まれています。

しかし、脂質は水に溶けにくいため
酵素が効果的に脂質に作用できません。

そのため、口腔での脂質の分解はほとんど進みません。

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そして、胃

胃液と混ぜられるものの、脂質は水に溶けないため
直径0.1〜0.3ミリほどの小さな油の塊(油滴)として存在します。

胃液には“胃リパーゼ”という脂質分解酵素が含まれていますが
脂質が水に溶けないために、酵素が効果的に作用できず、
ここでも消化はあまり進みません。

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十二指腸では
胆嚢(肝臓)から分泌される胆汁に含まれる“胆汁酸”によって
ようやく脂質の塊(油滴)が細かく分散すします。(乳化)

細かくなったところで、膵液に含まれる酵素(膵リパーゼ)
などが作用し、脂質は脂肪酸などに分解されます。

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小腸の内壁(粘膜)から
脂肪酸などの脂質の成分が吸収されると
“カイロミクロン”という脂肪酸やたんぱく質の集合体へと作り変えられます。

そして、“リンパ管に”入ります。

リンパ管は、後に血管(静脈)に合流するので
カイロミクロンは血流に乗って全身をめぐることとなります。

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血流に乗って肝臓に運ばれてきたカイロミクロンは
肝臓で脂肪細胞が貯蔵しやすい形へと変化します。

それらが再び血流に乗って
全身の脂肪細胞に送られて貯蔵されます。

脂質をエネルギー源として利用する場合の反応も
肝臓で行われます。

では、これらを経て、体内で有効活用するためには
どんな栄養素が役立つのでしょうか。

2. たんぱく質活用のための栄養素

ズバリ!!!これらです!!!

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