ユヴァル・ノア・ハラリのコメントメモ
2020.04.25(Sat)23:00-「ETV特集▽緊急対談パンデミックが変える世界ユヴァル・ノア・ハラリとの60分」
とても良かったので、大事なところをメモ。
・監視をめぐる民主主義の分水嶺にある:バイタルセンシング技術の発達で、政府の監視が人の生体情報から起こる内面にまで及ぶ危機が迫っている。民主主義が崩壊する危機は、緊急事態の時である、平時には壊れない。人々は、目先の命の安全のために政府に強力な権限を持って統制てもらいたいと考えがちだが、それは危険である。なぜなら、歴史を参照するに、緊急事態の時に導入された監視システムや政府の権限は、緊急事態が終わっても続き、廃止されづらいから。例)イスラエルのプディング令
例えば、政府に大きな権力を渡すとする、確かに独裁国家は意思決定が早く効率的である。しかし、もし政府が間違いを犯した時どうなるか、恐らく政府はその誤った選択を隠蔽し、更なる間違いを重ねるようになるだろう。と。
ただ、そうした生体情報がコロナの収束に有用であるということは事実なので、政府や政府の治安機関とは独立した医療機関などの集団が、データの収集・活用をするならいいだろう、という意見だった。
・科学を信頼すること:コロナの収束には科学が必要。そして、一人一人が科学に基づいた判断を信頼し、その指針に基づいて行動すること。安易な疑似科学や陰謀論に走らないように、自分の中の恐怖と戦わなくてはいけない。
・国際協力をすること:政府同士が情報を共有すること。いま国際社会には自国第一主義や孤立主義が蔓延し、分断や対立が増えている。しかし、コロナを乗り越えるには、有効な症例などを互いに共有しあうことが不可欠。過去にはもっと悲惨なパンデミックはあったし、将来から今を見たら、そんなに悪い時代ではなかったと思えるかどうかは、今の我々次第。あの時人類は、科学を信じ協力できた、そういう種になれたよね、と思えるようになるかは、今の我々一人一人の行動にかかっているというまとめ。
なんか忘れてるところあったら補足したい、、
ので、コメントください。。
http://www2.nhk.or.jp/hensei/program/p.cgi?area=505&date=2020-04-29&ch=31&eid=24167&f=20