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心理学 文脈効果 

こんにちはこんばんは yumenohi です。

文脈効果について学んでみます。

文脈効果

もともと、言語や記号や文の理解において、言語、文などの前後との関係性によって、その知覚がはっきりしたり変わったりする概念を指す語として用いられていました。
現在では、環境的・社会的条件、背景的知識など時間軸に関わる事も「文脈」として考え、知覚・認知・記憶などに対して生じる促進的、抑制的効果も含めて用いられるようになっているとの事。

単語の意味:
物語を読んでいて、「バット」という単語が出てきたと想像してください。 物語の文脈に応じて、「バット」という言葉は違う意味をもつかもしれません。 野球の試合に関する話であれば、野球で使用される木製バットや金属バットを思い浮かべるでしょう。 しかし、不気味な洞窟に関する物語であれば、空飛ぶ哺乳類を思い浮かべるでしょう。 話の文脈は、その単語がどのような意味で使用されているかをはっきりさせることができます。

視覚的な錯覚:
背景や環境に応じて異なるように見える写真を見たことはありますか? 有名な例としては「ルビンの壺」錯視があります。 花瓶のようにも見えるし、見つめ合う二人の顔のようにも見えるイメージです。 何に焦点を当てているかによって、画像の認識方法が変わることがあります。 脳は状況に応じて形状を異なるように解釈し、異なるものが見えるようになります。

音楽と感情:
バックグラウンドでエキサイティングな音楽が再生されている幸せな映画のシーンを見ていると想像してください。 楽しい音楽は、シーンを見ているときに経験する幸せな感情をさらに高めます。 では、代わりに、悲しい音楽や怖い音楽を流しながら、同じシーンを想像してみてください。 たとえビジュアルが同じであっても、音楽の種類が異なると、そのシーンに対する感じ方が変わります。 音楽の文脈はあなたの感情や反応に影響を与えます。

味覚認識:
食べ物は、何を一緒に食べるかによって味がどのように異なるかに気づいたことがありますか? たとえば、甘いものを食べた後に果物を食べると、それに比べて甘くないかもしれません。 前の味の食べ物は、次の味をどのように認識するかに影響します。 同じ食べ物でも、前に食べたものによって味が変わります。

これらの例は、私たちの理解、認識、経験が、物事に遭遇する状況によって影響を受ける可能性があることを示しています。
文脈効果は環境、背景、その他の要因が、私たちの周囲の世界の見方、感じ方、解釈の仕方を形作る可能性があることを教えてくれます。

ビジネスやマーケットでは

同じ品物でも、店舗の外観や内装でも商品の価値を上げる事も出来ます。
例えば同じコーヒーでも、路上の簡易店舗のような所で紙コップで飲むのとモダンな室内や優雅な庭園で有名なコーヒーカップで飲むのとでは別の飲み物のように感じます。

また商品に良いイメージを与えるキャッチコピーも商品価値を上げる事も出来ます。
「大草原で太陽をたくさん浴びた自然の牧草で育った牛のミルクをどうぞ」

「牧草を食べて、大切に育てた牛のミルクをどうぞ」
「ビタミン配合、栄養満点の飼料を与えた、牛のミルクです。」
 これも文脈効果の一例です。
同じ牛さんのミルクでも説明の仕方で違う。当たり前ですが。

企業のみなさんや売り主様は商品価値を上げるため色々思案されている。

文脈効果を回避する

自然なものであり、完全に回避するのは難しいです。影響を最小限に抑えるために、いくつか学んだ例を紹介します。

認識:
批判的な考え方で意識的に状況を評価する。

複数の視点を考慮する
さまざまなソースから情報を収集する

熟考して一時停止する
少し時間をとって熟考してください。 潜在的なバイアスを考慮することができます。

一貫性を求める
判断と行動に一貫性を持たせるよう努める。目先の状況だけに振り回されるのではなく、自分の価値観、原則、長期的な目線で見る。

私はこういったマーケットの手法などの否定をしたいわけではなく、
普段使わない脳を柔らかくして、果たして本当に必要か?適正な価格なの?
などなど理解したうえで、

「ほー」なるほどこんな手法でマーケティングしているんだな、「おーやるなー」なかなかすごい売り方だな~、面白いキャッチコピーだなー、

などなど、

そして「まんまと、のせられてしまった~」
しかし「でも、買って良かったね」と

違った楽しみ方ができるんじゃないかと思います。

みんなそれぞれ納得して
生きていければいいんじゃない。

ただ、納得しないのは良くありません。
体に悪いですから。

学ばないより少しでも学んだ方が良いに決まっています。

今日も一日お疲れさまでした。

ちきゅうは平和になります。



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