病院

病院に行っても治らないし、何も聞いてくれないし、むしろ家にいて呼吸困難になるのも出てきたので、呼吸困難でフーフー言ってるのを怒っていると思って不快に思った姉が「いい心療内科に通ってる友達がいるから、そっちに変えてみたら」と病院を紹介してくれました。

でもまだ電話予約は怖いので、姉もついてきてくれると言ってくれて実際に行って予約をしに行きました。

診察をしてくれてからか病院を変える手続きをしなきゃダメと言われたからか病院を変える手続きに最初の病院に説明をしにいきました。

お医者さんは「ああ、そう」とだけ言って終わり、帰りに看護師さん達もこちらを見ながらヒソヒソしていてなんだか嫌な感じで暗い気持ちでした。

新しい病院も怖いのかなと不安になりながら一人で診察に行きました。

先生はやっぱり素っ気なくて怖いけど、病院内の女性のカウンセラーをつけてくれると言ってくれて、カウンセラーさんはすごく優しいし私の話を静かに聞いてくれるしであまりにも優しい対応に泣きながら話しました。

先生は素気ないので怒ってるのかと正直怖かったですが、診察後に毎回カウンセラーさんがいっぱい話を聞いてくれて家にいるより病院にいる方が安心できるようになりました。

何度目かの時にカウンセラーさんと先生が話し合って決めてくれたのですが障害者手帳と障害年金を受けたらどうかという話を提案してもらいました。

しかし、家族に働け稼げと強く言われてたしネットで生きてきた私からすると生活保護や障害年金を働かずにいただくなんて贅沢だし最低な事だと思って悩みました。

そんな私に病院の先生とカウンセラーさんと障害年金で手伝ってくれた専門の方も「困ってる人が受けていいものは受けてもいいんだよ」と言ってくれました。

手続きは大変だけど、でもこのままでもいけないと受けることに決めて、病院さんに手伝ってもらいました。


その手続きには最初の病院にも書いてもらわないといけない書類もありました。

その前に区役所さんから「あなたの場合こういう手続きですよ」と親切丁寧に教えてもらいました。

そして「最初の病院さんに行きづらかったら、行かなくてもいいですよ」と言われたけど、せっかく今の病院さんや区役所の人達が優しく丁寧に手伝ってくれているのに私も頑張って動かなくてどうするんだ、家族もお金が入ると喜んでくれるし少しは優しくしてくれるかもしれない…と自分よりみんなが喜ぶからと思うことで勇気を出しました。


区役所からの書類を持って最初の病院に行くと受付の看護師さん達がまたヒソヒソしていました。

でも頑張るんだと強く思って耐え、呼ばれて先生の所に入りました。

先生に出来るかぎり頑張って説明して書類を書いてもらうように頭を下げてお願いしました。

すると書類を見ていた先生は怒りだして「誰にこんなこと吹き込まれた!」「お前ただお金が目当てなだけだろ!」と怒鳴りだしました。

私は酔っぱらっている時の父を前にしている気分になり、でもやはりみんなをがっかりさせたくないのもあり、その迫力に負けずむしろしっかりとしました。

「言われたのは区役所ですけど」

「そんなわけないだろ、じゃあ区役所に聞いてみるか?」

「いいですよ、電話して聞いてください」

「電話するからな!…電話番号がわからないから…」

「この封筒区役所のなので、ここに番号書いてあります。私がかけましょうか?」

待合室にも先生の声は聞こえていただろうが私はひるまず頑張りました。

先生は私がかけると彼のすぐそばにあった電話で私の封筒の電話番号を見ながら私の目の前でかけました。

私は先生をじっと見ていました。

電話が繋がったみたいな感じになるとまごまごと話はじめ、いや今患者がいるんだけども…と話していましたが、肝心のこの書類の内容はちゃんとしたものなのか?とかまったく聞かず、はい、はい、と適当に喋って切りました。

はいはいわかった書くからもう出てって帰ってくれと謝罪も何もなく追い出されました。

部屋を出たら看護師さん達も嫌な顔であからさまに私を見ながらヒソヒソ話していて、何も言われなかったので、自分でそちらに行って「診察代とかいくらですか?」と冷静に丁寧に聞きました。

先生の部屋から「こんなのでお金はいらない」と聞こえたので、あ、そうなんだと思ってちょっとスッキリしたようなモヤモヤするような気持ちで病院を出ました。


病院を出て車に乗って、また区役所に行こうと走り出したら涙と鼻水がすごい出てきました。

息も出来ないくらい泣いていましたが、区役所の人に心配はかけられないから区役所についたら泣き止もうと決めました。

区役所についたらなんとか涙と鼻水を止めて前に行った場所に行きました。

多分目が真っ赤で声も鼻声でしたが、普通に振舞いながら「前の病院さんに書いてもらいました」と言おうとしましたが、前の病院と言ったら思い出してボロッと一気にまた涙が出て思いっきり泣きだして、頑張って喋ろうとしても「おうおうおう」と言葉に中々ならず涙と鼻水がいっぱい出て、対応してくれた区役所の人も心配してくれてティッシュもくれました。

「落ち着くまでそっちのイスで座ってた方がいいかもですね」と待つところに返されました。

色んな人が行き交う中でなかなか涙が止まらず「おおおおお」というくらい思いきり泣いて止めようと頑張っているのですが泣き止みませんでした。

しばらくしてやっとしゃっくりをあげながらも話せるようになったので、いいですか?と伺って区役所の方に対応してもらい手続きを終えました。

すごいご迷惑をかけたな…と思ったけど「手続き完了した、頑張った、もうあの前の病院には行かなくていい、障害年金ももらえる、家族も喜んでくれる、半分家に入れる」と車の中で声に出して自分を慰めました。


精神的な病院って本当に自分と合うかどうかが問題なので、何か月か通ってみて行きたくない雰囲気だったら他の病院を探して変えた方がいいかもしれません。

ただ精神的な病気なので「自分が悪いんだ」「どうせ治らないんだ」「変えるなんて申し訳ない」と思うし、今の病院ですら行くだけで大変だから他の病院を探す気力なんて無かったりしますが。

今病院に通っていて、その病院がつらい人は無理せず違う医者に変えてみるのも手だと思います。

上記で変えた先の病院は今でもすごくお世話になっているくらい安心できる場所です。

正直まだ先生と話すのは怖いこともありますが、この前笑顔になってくれた時はすごく嬉しかったです。

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