就労支援

障害年金を受けしばらくしても、やはり家にいること、父と同じ空間にいることが苦痛でカウンセラーさんに辛いこと、ずっと死にたいことしか考えられないことを話していました。
数日、あるいは何ヶ月か経った頃にカウンセラーさんと先生から家から出るのは無理でも家から離れる時間を作ってみてはどうか、就労支援に行ってはどうかと提案をいただきました。

私は当時そういう支援施設があることを知らなかったので簡単に説明をしてもらいました。

障害者の方がお仕事をするのに練習する場所、私のように家にいるのが辛い人が離れる時間を作れる簡単なお仕事をする施設とういうことでした。(説明の記憶が曖昧で間違っていたらすみません)

「ほんの少しだけど工賃(お給料)ももらえるし、話を聞いていたらいつか自立してお仕事もしてみたいとのことでやるかやらないかにしても練習も出来るし、家から離れる時間も出来るし、人と関わる練習も出来るし、障害者のケアもあって相談も聞いてくれたりするから良いよ」と教えてくれました。

私は自分が出来るのか、迷惑をかけたり酷い扱いをされないかすごく不安でしたが、とりあえず何件か見学に行くだけでも出来るしやらなくてもいいんだよと言ってもらえたので、カウンセラーのお姉さんととりあえずネットで検索して興味がありそうな所、私が出来そうな所を探してみようということになりました。

家に帰って次の病院の日までに検索で2件くらい気になったところを見つけてメモしました。


次の病院の日、カウンセラーさんが3つくらい探してくれていてパンフレットを取り寄せてくれていました。
その3つのパンフレットを見ていたら一つ見覚えのある名前があり、そういえばと自分のメモを取り出して見比べました。
すると同じ施設名があったのです。

「あ、そちらも探してきてくれたんですね」と笑顔になってくれたので頷き。
なんとなくカウンセラーさんも私も一緒に同じところを選んだのがすごく気になって「ここに見学に行ってみます!」と決意しました。
見学の連絡を入れたのがカウンセラーさんにしてもらったのか自分でやったのか覚えてないのですが、カウンセラーさんが言うにはパンフレットを取り寄せる為に電話した時の相手が優しい女の人だったということで安心感もありました。

パンフレットの写真は綺麗なお部屋だけど、きっと写真詐欺で暗くてもうちょっと薄汚れたところなんだろうな…と勝手に失礼なことを考え、自分に対しては怖い感じなんじゃないだろうかという不安も消えませんでした。

ここ以外にも何件か見学の予約をするか、何件か見てから決めてもいいんだよと言ってもらいましたが、いっぺんに色々するのは怖いのでとりあえずその就労支援B型に見学に行って、他を見るかはそれから決めるということになりました。


ちなみに、就労支援にはB型とA型があって、B型は緩い感じのお仕事場で時間も決められてはいるけど自分の好きな時間に何時間でもいいし頑張れたら最初から最後までいていいという場所で、その代わり工賃は安い場所です。
A型はもうちょっと普通のお仕事と同じ感じで、決められた時間にちゃんとお仕事をするとこだったと記憶しています。その代わりB型より工賃は多いようです。
私はちゃんと出来るか自分で不安だったのでB型にしますと伝えたのでした。

お仕事の内容もPCの作業の場所があったり、手作業で小物や食べ物を作って売り物にする場所もあります。
PC作業がどのくらいのものかわからないけど、わからないことは教えてくれるらしいしPCは小さい頃から使っていたのでそちらにしました。

お昼は工賃から引かれた金額でちゃんと出て、場所によって手作りとお弁当と様々みたいです。


次回は最初の就労支援B型の見学体験のお話です。


今回も上手く伝えられたかわからないですが、最後まで読んでくれた方がいたらありがとうございました!

順番に読んでいくと順調に進んでいるように見えますが、ここまでに何ヶ月や何年という間があるし、父のことも書いていないだけで酷かったし、まだ病院にいる以外の時間は死ぬことばかり考えていました。

今もお世話になっているここの病院さんは私にとって適切に「じゃあこれやってみるかい」と提案してきたり、カウンセラーさんも優しくちゃんと私が話し終わるまで話したい事を聞いてくれて、この病院に通えた瞬間が本当の人生の転機だったのかなと思ったりもします。
先生はどちらかというと無口なので未だに怖かったりしますがw
でも良い人です!

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