見出し画像

セモリナ粉を使った食パン作り

久しぶりのnote 投稿です。

最近 「時間は有限」という言葉を目にしました。
「有限」という言葉を聞いて皆さんは何を感じるのでしょうか。

私は「時間が有限」なら「その間に美味しいパンが何回焼けるだろう」と考えますね☺️

【セモリナ粉を使った食パンについて】

画像1
画像2

セモリナ粉とはパスタ作りに使われる硬質小麦粉のことで黄色い色をしています。
上の写真の黄色い粉がセモリナ粉、白色がスーパーキング(強力粉)、灰色はライ麦サワー種です。

パスタ用といってもセモリナ粉のみでもパンは作れます。デュラム小麦であるセモリナ粉は硬質小麦のため、細かく製粉するのが難しいそう。「セモリナ」とは粗挽き粉のことを指すそうですが、実際に市販品のセモリナ粉を買ってみると 同じように「セモリナ粉」として表記されていても粒子が細かいものや粗いものがあることが分かります。

上のセモリナ粉は細かい方です。粗い方の写真はありませんが、見ても触っても明らかに粒子が大きいのが分かります。

どちらがパン作りに向いているか?というと、作りたいパンによってどちらにもむいています。歯切れ重視であれば粗い粉を、きめ細やかなイメージであれば細かいものが向いています。

ただ、セモリナ粉は強いグルテンを含んではいるものの「もっちり」や「むっちり」といった食感というよりは「さっくり」「ざっくり」といった食感を楽しむ粉です。手打ちパスタを作ったことがある方は、その食感から なんとなくイメージできるのではないでしょうか。

IMG_4376のコピー
IMG_4390のコピー

↑こちらはサワー種で作ったセモリナ粉のカンパーニュです。
サワー種単独で作るパンはイーストを使ったパンに比べ 時間はかかりますが、その分、自家製酵母特有の「ほのかな酸味」や 「独特の香り」をまとった個性のあるパンが焼けます。セモリナ粉の綺麗な色が活かされています。

画像5
画像6

こちらが今回のセモリナ粉の食パンです。
サワー種を入れ、更にイーストを併用しているため ふんわり感があります。
イーストを併用することで より気楽に、また、自家製酵母の旨味は加えたいが酸味は苦手という方にもお勧めです。

画像7

今回はワンローフ成形です。
ベンチタイム後、横長に四角く伸ばした生地を三つ折りにして、それを上側からクルクルと巻いた成形です。内層からも巻いた様子が伝わってきます。

画像8

分量はInstagram(@yumeneco_pan)に掲載していますが、粉の分量はセモリナ粉150gに、スーパーキングを100g加えています。

スーパーキングはグルテン量が多く、窯伸びするのが特徴の粉。
粉の種類もたくさんあるので、国産の粉を使ってみたり、ライ麦粉や ふすま粉を加えてみるなど、家庭でのパン作りの可能性は無限大です。😊🍞👍

今回は中種を作らないストレート法で作りました。

画像10

↑ここに塩と砂糖とイーストを水に溶いたものを加えて捏ね、途中で無塩バターも加えています。イーストに関しては、メーカーによって直ぐに溶けるものと、粒々感が残るものがあるように感じるので、どのメーカーの場合も水に溶かすようにしています。塩との相性が悪い(発酵を妨げる)とも言われますが、私はあまり気にしていません。

画像9

食感が「サックリ寄り」というのが伝わるといいなと思います。(翌々日にカットしたもの)

粉が黄色く、歯切れもよくなるため、シンプル系以外にもコーンを練り込んでコーンパンにしても面白いなと思いました。

セモリナ粉はパスタに限らずパンにも使えるので ぜひ使ってみて下さいね。
色が黄色いというだけでも普段のパン作りと違ってワクワクするのではないでしょうか😊

読んでいただきありがとうございます。ではまた。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?