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⑬北海道産小麦粉DO

今回は「北海道産小麦粉DO」です。
粉袋には 食パン・中華麺など幅広くご使用いただけますと書いてあります。
蛋白量も11.0%と低めです。中華麺に使われる小麦粉は一般的に「準強力粉」です。ちなみに うどんに使う小麦粉は「中力粉」で、中華麺よりも蛋白量が少ないです。中力粉でなくても強力粉に薄力粉を混ぜる場合もあって、これはパン作りでも同じことが言えます。

フランスパン作りには準強力粉が合います。蛋白量が少ない方がサク味のある(引きが強過ぎない)パンができるためです。

今回はイースト仕込みの方をフランスパンにしてみようと思いました。

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蛋白量が少なめということもあって、サワー種仕込みの方は水分量を控えめの70%(種の水分は含まず)で仕込みました。

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こちらはイースト仕込みのフランスパンの窯入れ前です。発酵がいまいちだったのか、どうも生地にパワーがありませんでした。

こういうときに無理に3本クープを入れるとクープが開かず 重い焼き上がりになってしまうことがあるので、1本で深めに入れました。

牛乳パック(2枚重ね)に乗せるとオーブンに生地を入れるときに滑り込ませやすく、長年このやり方で焼いています。

この生地は125g仕込みなので軽く、牛乳パック1枚でもいけそうですが、重みのあるハード系を窯入れする際は3枚重ねにしておいた方が安心です。せっかくの生地が窯入れ前に歪んだり、落ちてしまっては残念ですよね。

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サワー種の方の内層。大穴が一つ空いてしまいました。しっとりとした内層です。

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フランスパンの方は、イメージしていたパリッとしたものとは少し違った仕上がりでした。しかし、食感は優しく、ふんわりした食感で 翌日になっても柔らかさをキープしていました。

今回の粉は、いつものカンパーニュとは少し違う食感でした。水分量を70%に減らしたとうい理由だけではないような独特な美味しさがありました。

ただ、もう少しかっこよく焼きたかったです。

非常に興味をそそられる粉でした☺️
読んでいただきありがとうございました。

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