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「イヤなこと」の対処法は「結論を出す」と「それ以上考えない」




(タイトルは小林弘幸著 
「リセットの習慣」より)

わたしは性格的に、常に何かしら迷いを抱えて生きているようだ。
一つ解決すると、すぐまた次の迷いごとに囚われてしまう。いや、むしろ幾つもの迷いを同時進行で抱えているといった方が当たっている。
そんな自分に時々嫌気がさすが、次の本に出会って、「これだ!」と腑に落ち、かなり心のモヤが晴れる気がした。


以下、引用

『「イヤなこと」の対処法は
「結論を出す」と
「それ以上考えない」

「イヤなこと」はいろいろ起こってきます。
自律神経にとって非常に良くないのは「気になったまま放置していること」。

気になっている時点で自律神経は乱れていますから、血流は悪くなり、体のコンディションも悪化、感情的にも揺さぶられやすい状態になっています。

ここで大事なのは、まずはしっかり向き合って「とりあえず」でもいいので結論を出すことです。
抜本的に解決しなくていいので、自分なりの方針を決める。
そんなイメージです。

「この問題は週明けに対処する」「仕事だと割り切って、何の反論もしないで手を付ける」などです。

問題自体を棚上げしていると、いつまでも気になるばかり。自律神経を乱し続けることになります。

だからこそ「とりあえず、こうする!」と自分の中でいったん結論を出してしまう。

一度結論を出したら、それ以上は考えない。
そんな意識を持ってみてください。

自分の中で対処が決まっていない状態だと、いつまでも頭の片隅でくすぶり続けますが、
自分なりに「結論を出した」という感覚があれば、そこでいったん気分がリセットされ、自律神経も整います。』



まさに目から鱗の提言のオンパレードだ。

著者の主張する文脈にのっとって、まず、迷いの原因であるその問題を分析し、核になる部分を、突き止める。
そして、具体的な対処法を探る。
しかしそうそう簡単に答えが、見つからないからこそ、イヤなものとして心の片隅に引っ掛かっているわけである。そしてあーでもないこーでもないと袋小路に追い詰められていく。

こうなったらいよいよ著書の提案を試す良いチャンスと捉えよう。
次に挙げるいくつかのポイントに沿って思考をすすめてみる。

すると、なるほど目の前が急に開けてきたのである。

【ポイント】
この引用文のポイントはつぎのように要約できます。

「とりあえず」でもいいので結論を出す。

あくまでも(仮の)結論であって、答えである必要はないのです。ここがミソで、脳みその収納庫に一旦収める感覚でしょうか。

抜本的に解決しなくていいので、自分なりの方針だけを決める
例えば
「この問題は週明けに対処する」
「仕事だと割り切って、何の反論もしないで手を付ける」など


「とりあえず、こうする!」と自分の中でいったん結論を出してしまうわけです。
そして一度結論を出したら、それ以上は考えない。
この『もはや考えない』ことこそがこのノウハウの核心である。

この瞬間、自律神経にダメージを与え続けていた、堂々巡りの迷宮から解放されることができたというわけである。

そして、自律神経が充分に健康を取り戻した頃、健全な脳をフル稼働させて、あるいは思いがけない瞬間に真の答えに巡り合うことでしょう。

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