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オウンドメディアの『ユーザーに寄り添う』マルチチャンネル戦略とは?ー流入7倍、CV4倍の軌跡ー|MarkeZine Spring2020登壇レポート

今回は、3月11日にオンライン配信で開催された翔泳社主催 MarkeZine Spring2020にて行われた、元オウンドメディア編集長で現当社マーケティングチーム前田の講演「オウンドメディアの『ユーザーに寄り添う』マルチチャンネル戦略とは?ー流入7倍、CV4倍の軌跡ー」をレポートします。

Webマーケティングの動向は?

GoogleChromeが2年後までにcookieの外部提供を段階的に廃止することが発表され「cookie制限時代」が到来しようとしています。前田は、これからの時代に対するWeb施策のベストプラクティスの1つはオウンドコンテンツの強化とマルチチャネルの活用だと言います。なかでも、より意識して欲しいと強く推すのがSEO×SNSのようなマルチチャネル活用。複数のチャネルを活用することで、リスクを分散させ、また相乗効果も期待できると言います。

確かにこの1ヵ月、自分の生活を振り返るとスニーカーを買うときも、ホワイトデー用のお菓子を選ぶときも、旅先の観光地を決めるときも、まずはSNSのハッシュタグで検索が習慣になっているなぁと思います。そこで見つけた情報をさらにGoogle検索。まさにSNS×SEO!ちなみにInstagramで見つけたホワイトデーに好評だったOMUSUBI Cake↓

オウンドコンテンツ成功の3つのコツとは?

これらを踏まえ、今回ご紹介したのは「Woman. CHINTAI」さまの事例。成功の秘訣は大きく分けると以下の3つにあるそうです。

①内製化 
②ペルソナ設定 
③CV設計

一見当たり前のことですが、王道こそ重要であり意外とできていない企業様が多いとのこと。それぞれ詳しくみていきましょう。

①内製化

ご担当者さまと当社が出会った当時、コンテンツ制作の多くを外注していました。上手くいっていると思っていたのですが、ミエルカで分析してみると評価されているキーワードは検索数が少ないものばかり・・・、改善余地が多くあることを発見。
そんな経緯から、自社内でコンテンツ企画制作や公開後の分析ができるようにミエルカが伴走することになりました。検索意図の分析や構成の作り方、画像の活用などのアドバイスでコンテンツの内製化に成功し、成果も出せたそうです!例えば「8畳」という月間検索数の多いキーワードでも検索上位表示を獲得することができました。
実際の記事がコチラ↓

②ペルソナ設定

次にペルソナ設定について。今回の講演のポイントでもあるチャネル別のコンセプトが定まることがペルソナ設定のメリットであると前田は語ります。Woman. CHINTAIさまは

SEO:ユーザーの役に立つHow to系記事中心。
    企業の誠実さが伝わりやすいように。
SNS:ユーザーに楽しんでもらうことを重視。
    訴求力のあるアイコンになるような人を起用。

というように明確にコンセプトを分けられました。こうしたことで、SEOとSNSでそれぞれに合ったコンテンツの企画が明確になりました。

街の擬人化コンテンツもSNS施策の1つだそう。ゆかりのある地域があると嬉しくなっちゃいますね。高校時代を過ごした国立。大学通りを毎日通っていた日々が懐かしいです。来月にはレトロな感じに再築された駅舎がお披露目されるらしく、大学通りの桜並木と一緒に鑑賞するのもオススメ◎

③CV設計

最後にCVアップの秘訣です。ここでのポイントは2つ。
1つ目はユーザの検討状況によって異なる、知りたいことに合わせたコンテンツ作成を意識していること。情報収集中のユーザーとお部屋決定直前のユーザーでは求めている情報が異なります。検討状況を3つの段階に分け、各層にまんべんなくコンテンツがあるようにしているそうです。
2つ目はCVに寄与するコンテンツにスムーズに遷移させること。文脈に合ったCTA(Call To Action)やバナーデザインを設置することでスムーズな遷移を促し、CVを生んでいるそうです。
こうした取り組みの結果、CVは4倍以上の伸びを更新中!とのことです。
唐突な「お申し込みはコチラ↓」より「まずはプロに相談してみる」のほうがクリックするハードルが断然低い!これはメルマガにも使えそう・・・!

情報を発信する側も受け取る私たちも、伝えたいことや知りたいことに合わせて複数のチャネルを上手く使い分ける必要を感じた講演でした。

ご視聴いただいた皆さま、Woman. CHINTAIさまありがとうございました!


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