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加害者にできることなんて本当は何もないのかもしれない

私はマルチ商法を10年以上やっていた加害者。

今まで散々「人生が変わる」「夢が叶う」とハイテンションで伝え、ニセ医学などの間違った情報で不安を煽り、思い通りの人生になったと成功者のフリをしてきたけど、心身共に疲れ果てていました。

そんな私が今、マルチ商法の危険性をブログやTwitterで書いてるけど、被害にあった方や悩んでいる方の言葉を見るたびに思うことがあります。

『私は何のためにマルチ商法の危険性を伝えてるんだろう』って。


マルチ商法を辞めた時も、今も、罪悪感に苛まれて動けなくなる時があります。

マルチ商法についてのことを発信するたび、

『罪悪感を減らすためなのか?』
『被害者ぶってるのか?』
『許してもらおうとしてるのか?』

そんな考えがよぎります。



このnoteでも話題になった【妻がマルチ商法にハマって家庭崩壊した僕の話。】の著者ズュータンさんがTwitterなどマルチ撲滅の活動をやめられました。

そのお知らせを見た時、被害者であるズュータンさんと加害者である私の立ち位置が違うことを改めて感じて、言葉でいい表せないモヤモヤした感情が生まれてきました。


マルチ商法についての発信をすることで勝手に同じ立場だと思っていたけれど、私は被害者じゃない。加害者だ。

マルチ商法に関わってはいけない!マルチ商法は人生を狂わす!と危険性を訴えているのは同じだけど、同じじゃない気がする。


何が言いたいのかわからなくなってきたけど、要するに、加害者である私ができることなんて本当は何もないかもしれないってことです。

マルチ商法の裏側を暴露することは出来ますが。


マルチ商法に関わってしまうと、やっている時もやめた後も地獄ですね。

自業自得だけど。

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