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魅力化プロジェクト報告会を実施しました&退任のご挨拶

こんにちは!雫石です。
先日、3/9(土)に弓削高校魅力化プロジェクト活動報告会を行いました。
この日は、午前中に今年度の「総合的な探究の時間」の集大成となる発表会もあり、弓削高デーのような1日でした!

報告会には弓削高校の先生方、上島町役場職員の皆さんはじめとするプロジェクトメンバーだけでなく、島親さん、小中学校の教育関係者の皆さん、弓削高卒業生の方、地域の方など50名ほどにご参加いただきました。

弓削高校魅力化プロジェクトに特化した町民の皆さん向けの報告会を実施したのは初めてだったのでどのくらいの参加があるか不安だったのですが、たくさんの方にお越しいただき、また「参加できなくて残念」といったお声もいただき、上島町の皆さんからしっかり関心を寄せていただいていることが分かってとても嬉しかったです。

報告会は、プロジェクトスタート前の8年前から弓削高校で教鞭を取っている石丸先生のパッションあふれるプレゼンテーションからスタート!
弓削高校魅力化プロジェクトが始まった経緯と、7年のあゆみの中で弓削高校と上島町が実施してきた改革1つ1つをご報告いただきました。

その「改革」を大まかにご紹介すると…

  • 弓削高生専門の公営塾「ゆめしま未来塾」を設立

  • 「総合的な探究の時間」を「しごとづくり学」と名付けて独自のカリキュラム化

  • 教職員一丸となって対話を積み重ね、弓削高校のスクールポリシーを設定

  • 上島町教育委員会と協働のもと学校給食を開始

  • 町内や近隣市町村からだけでなく、広く全国から生徒を受け入れる「全国募集」を開始

などなど。ここに、来月からは上島町営の教育寮「ゆめしま寮」の開始も加わります。

報告会の後半では、在校生や地域みらい留学生、島親さん、役場職員、公営塾講師も交えたパネルトークを実施。魅力化コーディネーターの進行のもと、それぞれの立場での「弓削高校の“いま”と”これから”」を語り合いました。

特に在校生のコメントからは、少人数の普通科高校としての良さが語られる一方で、「学校行事をもっと活発にしていきたい」「親元を離れて勉学と家事を両立するのは大変」「公営塾にはしっかり勉強を教えられる講師が来てほしい」など率直な意見や要望も出ました。高校生の声を直接聞けるよい機会ということで、パネルトークのあとも登壇した生徒と語り合う参加者の姿も見受けられました。

ゆめしま未来塾からは高橋紗英先生が登壇し、公営塾スタッフとしての視点から、弓削高生への学習指導や高校との協働についてご報告するとともに、来年度以降に計画している個別講座の充実化についてもシェアしました。

プロジェクトスタートから8年目を目前にして、学校、公営塾、町役場共催で報告会を実施できたことは私たちとしてもよい振り返りの機会となり、来年度以降に向けて視座を高めるきっかけとなりました。
ゆめしま寮のオープンにともない町内生徒と町外生徒のさらなるシナジーを生むであろう令和6年度、弓削高校にますますご注目いただけるとうれしいです!

さて、私は今月で島おこし協力隊の任期は終了となります。講師として上島町の生徒たちに関わることができたことに感謝の気持ちでいっぱいです。弓削高校の生徒の皆さん、先生方、保護者の皆さん、そして上島町の地域の皆さんのご協力があってこそ、3年間地域おこし協力隊としての活動をやってこられたと思います。ゆめしま未来塾、そして、弓削高校のさらなる発展と弓削高生の夢の実現を祈念して退任のご挨拶とさせていただきます。ありがとうございました。

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