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自主性を重んじる働き方について私が思う事

2018年の法人企業統計によると、資本金1000万から5000万の中小企業が保有する現預金は運営コストの約3カ月分しかない。裏を返せば3カ月経済活動が止まると持ち堪えきれないという事になる。日本政策金融公庫の融資も運営コストの3カ月分となっており、大規模な連鎖倒産を回避するには、残り半年程度がタイムリミットという事になる。

では、どういう企業が生き残り、また良くなっていくかというと、まず良くなるのは、この時代の転換点に素早く対応出来る企業だと思う。テレワークで会社内部の事だけではなく、それをエンドユーザーにも活かす。もしくはもっと良くする。という事が大事なポイントかなと思います。

例えば、飲食店で言えば、デリバリーの形態が今後伸びるだろうと転換を検討する。人と会い、集団で話し合うという事も実際、ネットを通して出来るのに、主流じゃなかっただけで、外国ではSkypeで今から仕事を始めると会社に連絡して、直接営業先に訪問なんてことも普通にあっていたものを、日本で取り入れてみるなど、新しい試みが必要なのではないかと思います。また、そういう制度に転換しにくい建設業も今年の10月頃に新しい法律が整備されるようです。

私は建設業における人財はこれから確保しやすくなると思っています。建設業は現場がある為に中々テレワークというわけにもいかない業種な上、10月には「経営責任者」の設置義務がなくなるというような事が言われています。この経営責任者というのは本当にその義務を満了していても、元々の職場が証明書を発行してくれなかったり、こんな基準は現場の人間から見ると本当に必要なのかと首をかしげるような制度であったので、撤廃に向かって進んでいくと良いなと個人的に思っています。

では、従業員に満足して働いてもらうようにするかというと、その人の人生の目標に向かって手伝うという姿勢が必要な気がします。従業員に単純なお金を稼ぐ手段としてではなく、自分が経営者であったならという考え方を持って取り組んで貰えるよう配慮しなければなりません。私は本当にたまにですが、「あなたが一番良い形になるように働いて貰えればいいんだから。」と言います。基本的にうちは労働時間からほぼ自由ですが、稼げない人ばかりになり、最終的に従業員に自由を与えた分、自分自身がきついところ、稼ぎの中心を担うという形になります。ただ、私はそれを望んでいるので、不満は全くありません。会社の核コアな部分を他人に任せようとは性格上思わないわけです。また、責任も負わせきれません。命令で人を動かす事はします。要は私の手となり、足となって補助をさせます。何も考えてやってるわけではないのでしょうが、私がなんでこういう動きをしたかなどをよく見てくれればいいと思っています。そうやってでも最低限の嘘をつかない人間であれば、勝手に育ってくれると信じてはいるのです。

なぜそんな事をするのかと言うと、例えば、その目的じゃなかったのに目的以上の成果に後から働いた。というような経験が皆様にあると思います。これは必然的に起こったと私は考えます。これは私自身が自由であり、そういう余裕があるから、こうなると良いなという空想や妄想があり、先を読んで仕事をしているわけです。目的以上というのはそれ以上に成果が出た時です。これはジタバタして自由がない状態ではこういう成果はなかなか出ないわけです。こういう事を考えると外資系企業の働き方は理にかなってるいるなと思うのです。成果を上げれない人は辞めてもらうというスタイルは賛同出来ませんが、自由な環境で仕事をするのは賛同出来ます。

簡単にスポーツに例えて言えば、やらされて10時間練習するより、自主性を持って1時間取り組んだ方がはるかに技術が良くなるという事です。私はそれの監督になったような感覚かなと思います。我慢をし、使い続けるという感じでないと、内容の理解も出来ないような状態で怒ったところでその人の人生の目標を手伝うことは出来ません。

外出自粛が続く中でIT、ゲーム、物流そして必要最低限の買い物が出来るスーパーなどにおそらく注目が集まっているだろうと思います。弊社もショッピングモール内にある不動産会社としての強みが活かせるようになれば良いなと思っています。





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