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世界経済動向を不動産業界に置き換えて考えてみました。

現在の世界経済はIT関係企業が時価総額が大きい企業になっており、その業界主導で経済が成り立っています。商売でエンドユーザーに届ける小売業が一番利益率が高いので、その分野を制すれば、自分たちのブランドでメーカーに作らせることもできる。いわゆるOEMが可能になるわけで、今、小売りが主流の世界といえます。

歴史は繰り返されるわけで、以前はモノをつくる製造業が力を持ち、次に小売店に届ける商社が力を持ち、最後にエンドユーザーに届ける小売り業が主流になる構造とシフトチェンジしてきました。この次はなにだろうかというと、私は再度、製造メーカーが強くなると思います。

ちょっと不動産業界に置き換えて書きます。不動産業界でいえば、製造メーカー(売主)で商社(仲介業者)で小売り(買主)と単純には置き換えられませんが、このように見てもらえると想像がつきやすいと思います。

製造業の話ですが、日本はかつて世界屈指の半導体メーカーを抱えていたのが、コストダウンのために韓国、中国、台湾などにへ切り替えていきました。これで国際競争力を発揮してきましたが、現在の半導体産業は半導体として完成する前の材料や装置メーカーに日本は強みがあります。

日本の技術というのはどうしても流失しまう。これを抑えるために、経済産業省関係者によれば「日本が一番守りたいのは、材料・装置メーカーが持っている最先端技術であり、量産工場ではない。研究開発拠点を日本へ誘致することが本筋だ。」と言ってるようで官僚はさすがに頭が良いなと思います。

不動産業界に置き換えますと製造の前である材料に強みが出てきているということは、売主の手前に強みがないといけないことになります。これは不動産開発業者であることにななります。不動産業界の投資用で私が思うことは「所得層の低い人に無理して投資を煽るな。本業が地位ある資格や技術がある人の働けなくなった時や老後の保険、年金変わりの不動産投資ならいいと思うが、こんなに家が余っているのにサラリーマン家主なんか国が金融引き締めてやめさせろ。本業でない虚業をするな。させるな。」これが私の本音でそう言いたいです。今回のコロナの影響で金融引き締めは加速することになるとは思いますし、コロナ前でもアパートローンの改ざん問題で引き締めてはいましたが、もっと引き締めて、自己資金は4割くらいないとレバレッジ掛けさせないようした方がいいと思います。

今回の製造業や小売りの話で、私の言う「本業が地位ある資格や技術がある人」は外資のIT関連企業GAFAなどに置き換えてください。

では「サラリーマン家主」は日本の製造業者です。「サラリーマン家主に売った不動産開発業者」が「材料・装置メーカ」に置き換えてください。

私の不動産業界で言いたい事は、金融を引き締めて、サラリーマン家主のアパートは本業が地位ある資格や技術がある人に買い叩かれるようにします。それを守るんでなく、促進させるということです。それは、金融引き締めをするとアパート購入できる人が限られてきて、絶対数が減り、売却価格が落ちます。教訓としてサラリーマン家主はそれが必要だと思います。要は転売をさせて、価格を吊り上げをやめさせ、本当に賃貸経営に徹する本業にしてもらう。そしてサラリーマン家主に売っていた不動産開発業者は商品土地建物を売り払っていたら、守られますが、商品土地建物が在庫として残っていたら、その開発業者はどうしようもなくなります。それは仕方ないんです。だから、私が言いたいのは「本来賃貸経営を提案し、売るべき相手がちがうだろ。」と言い、開発業者が業が地位ある資格や技術がある人に直接売るように促すといいと思うのです。

こんな風に世界の経済もなっていると思うので、不動産業界もこのようにして欧米より先に不動産業界を整備すれば、日本経済も復活するような気がします。節税とか目的の賃貸経営で間違った事には金融引き締めでもう融資を出さない。私はそれがいいと思うわけです。

※これは実需の家を購入するという人の話ではありません。

リーマンショックは実需不動産の本当は購入できない人に売ったサブプライムローンでバブルがはじけたわけです。理論上、無理な動きはさせない事が大事です。不動産業界は裾野が広く、経済に大きな影響を与えます。

さて、小売業の次はというと、私は再度、製造メーカーが強くなると思うと書きましたが、製造メーカーはネット業界でいえば、今後は「材料・装置メーカー」にあたると思うからです。

ネット業界のモノをインターネットでつなげるlotはモノを作ってきた製造メーカーにそれを依頼して作らないといけない。そしてサブスクが流行ったようにモノを買うのではなく、必要な時間に使うというやり方に習慣が変われば、必ずモノをインターネットにつなげなければならない。そのネットに繋いだことで、無人営業などにし、サービスを向上することができると思います。だから、元々の素材であるモノを作る技術がある日本は政策さえ間違わなければ、再度、私は復活すると思っています。小売業ではない事業を想像することは大事で、そのやり方が全体の業界を見て、無理をしていないようなら、そこの技術には力が集まると思うから、これからは「製造業者」が力を持つと思います。IT関連のEコマース事業というものを「モノの売り買い」でなく、根本から世界が変わってしまう。それを整備するだけの資源は日本にはたくさんあり、そうすれば、また日本の製造業は復活し、日本経済は浮上すると私は思います。


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