ラーメン屋をしようかと思いました②
突如、思いついたラーメン屋開店だったのですが、店頭での販売は屋外のテントにして屋台の雰囲気を出すというのも良いような気がしていますが、まだ構想を煮詰めてからでないとどうのこうのは言えません。
私「君は土曜までにうちの龍田店を掃除しとけよ。」と水曜に言っていたのですが、うちの会社は基本的に平日のコアタイム4時間以外は自由で土日祝日など絶対こいつは休んでいると思いながらも、土曜には私自身がマンション建て替えの説明を午前中行っていた為、確認する事ができませんでした。
午後1時頃、彼が本社に現れ、龍田店の鍵を返しに額に汗した感じで来たので私としては意外で驚きました。掃除してたとの事で、ラーメンだと本当にやる気のある男なんだな。と思い、僕自身ラーメン屋はしたことないのですが、レストランや弁当屋を13店持っていたので、調理はできるわけで、「ラーメン馬鹿にしないでください。」やら訳わからないこと言う職人みたいな感じを出してくるので、込み入った質問をしてみました。「君はレシピ帳もなく、味が安定するのか?どういう作り方なんだ?」と言うと返答はまともだけど、自分の感覚で調味料の量を決めたりするやり方にラーメンというのは本当にこんなやり方なのだろうか?という疑問がドンドン湧いてきます。「僕は13年ラーメンをして、百貨店の催しなんかに行っても一番売り上げが良かった。」こんな事を真顔で言ってきて、期待だけ煽るので「君はもし、おいしくなかったら、みんなからぶん殴られるかもしれないぞ。もう、何聞いてもおいしくないなら一緒だから、味見をさせなさい。」とふりだしに戻る。だいたい私がこういう風に思い、味見をさせろという時は、腑に落ちていない時なのですが、あの真顔が自信ありげに見えて仕方ありません。
私は職人ではありませんが、繁盛店は作ることはできると思っています。この私が思うお店作りについて今回は書かせていただきたいと思います。この間、朝にニュースで見たのは回転すし屋でなく、「回転焼き肉屋」というのを見ました。人との接触を避ける今だからこそ、インパクト十分で普及するならいいな。なるほどな。と思ったものでした。
この私の突如思いついた出前ラーメン屋には実は根拠があり、国勢調査によると日本の一人暮らしの世帯数は2000年の時点で全世帯の27.6%に過ぎなかったのが、2015年には35%に増加しています。前々回にセブンイレブンジャパンのデータ活用法での新商品開発のことなど書きましたが、まさに単身者が増えたというこの状態が新商品が開発されるきっかけとなることが多い気がします。その代表例を「カップごはん」で書きましたが、みんな若者は食事後に後片付けをしたくないと思っています。そしてごみがかさばるのを嫌うのに目を付けたのが、マルハニチロの冷凍食品「ワイルドディッシュ」です。袋からそのまま食べれる工夫をしている。こういうちょっとしたアイディアといのは自分自身がそういう場面に直面して考え出した解決方法であり、本当に知恵だと思います。こういう知恵というのは勉強ができるとかそういうものではありません。解決のために最善の策が知恵となり、それが特許となったりするわけです。
そして今が人の購入活動が急激に変化しようとしている気がするわけです。簡単に言えば、テイクアウトが注目を集めているので、テイクアウトをしにくい商品こそ、問題を解決する為に知恵を出すのがいいと私は思うわけです。
私が弁当屋でやっていて思う繁盛店のキーワードは「インスタ映え」いわゆる1キロ丼なるものを私は作ったりしていて、特定の部活生だけの裏メニューを作ったりして大きくなるのをアピールするやり方です。これは実は有名になり過ぎました。ネット上にも載ってますが、閉店した店舗のいい思い出なのでリンクは貼らないようにしたいと思います。
もう一点私が思う大事なキーワードは「健康」です。例えば、ダイエットラーメンみたいな感じで売り出す方法、いわゆる切り口を変えるということです。
しかし、職人気質の彼には私が言ってもどんなに説明しても意味が分からないと思うので、一旦作らせておいしかったら、頭の柔らかい他の従業員にそのうちこういうのをと伝えていかないといけないなと思っています。
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