見出し画像

これからの住宅について

私は「今からの住宅というのは広さが今よりずっと大きくなる。」こう思っています。これはなぜかというと、在宅勤務が増えて職場と居住スペースが一緒になっていく可能性が高いと思うからです。

20年前に私が起業した時の不動産業界でもアメリカの土地などは広く、一軒一軒の住宅というのも大きく、日本もそのようになっていくと言われていました。日本の国土の広さには限りがあり、バブル期に「土地神話」があったようになかなかそういう動きにならなかったのが、大きく変化しやすい時代に突入するのではないかと私は見ているわけです。

また、立地に関しても利便性だけを重視した都心駅付近が高い価格をつけ、人気が集まっていましたが、在宅勤務も増え、出勤に関しても時間差での出勤ということになれば、郊外であっても駅近くが良いという需要が増えだし、都心駅と郊外駅の居住用の不動産価格は平たんになるような動きになるのではないかと思っています。

時代の変化について住宅のこれからについて極端な考え方を書きましたが、完全にテレワークだけになる世界というのは想像できにくいので、一軒一軒の住宅を大きくするだけでなく、都心(勤務地)と郊外(居住地)と二軒住宅を持つ世帯が出てくるかもしれません。この場合考えられる住宅はコンパクトな住宅に需要が出ると思います。コンパクトと言っても在宅勤務も考えられるわけで、働くスペースは確保していく時代になっていくのかな。とは思っています。

また、インバウンド需要を失って大変であるホテル業界はいち早くこの需要に気づき、アパホテルが一泊2500円、ドーミーインが4泊以上で1泊4500円(朝食付き)4泊18000円。このような格安プランがあり、都心(勤務地)に住宅を持たなくても一時的な住まいの需要を発掘しているように私には見えます。また、ベッドを取り外し、完全なテレワークスペースを提供するホテルもあります。私がホテル運営会社を経営していたら、真っ先に同じ発想になると思います。勉強したい人。仕事をしたい人は集中できる環境にお金を払ってでも行きます。私が人間的に甘いのかもしれませんが、家で勉強などほぼできません。場所を移すからこういう発想になります。

私のような自営業者の場合は職場と住宅が同じ敷地にあるというのは今後大事になっていくかと思います。通勤時間も削減できますし、より効率的になります。また、今後はそういう時代に突入していくと私は思っています。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?