大型商業施設の不動産開発について
私の興味があるのは大型商業施設いわゆる「大規模小売店」なのですが、この開発法について書いていきたいと思います。
例えば、今の状況で百貨店が非常に経営が厳しい状態にあると思いますが、百貨店はスーパーのような好調な業種とは違い、アパレル業界ともたれあっている状態であります。この状態を打破するためには特色を活かして旬のアパレルブランドへのテナント入れ替えを実施するような思い切った考え方が必要だと思えます。リーシングに力を入れ、その地域の初出店みたいな感じやこの都市圏にはこの百貨店にしかないというようなものを作っていく必要性があると思います。それと並行して、直営部分(自主編集売り場に魅力あるもの)を集めていくことが大事なのですが、どの商業施設でもやっているので、いかに差別化をできるのかということが大事です。なので、その部分は思い切った建物の構造でこの商業施設しかできないというような建築物の造り(ハード部分)で差別化していくと良いかと思います。
あとはこの業界のデジタル化ですが、いわゆる強みはあると思うのです。高級なものほど、やはり実物を見て買いますし、このお店で買ったというプロセスというかブランド力は必要なわけです。
少し話がそれますが、来年あたりに熊本駅前が再開発され、JR熊本シティの会社設立登記も今年2月4日になされています。
熊本県の地元である「鶴屋百貨店」はこの熊本駅前の再開発に是非とも参加してほしいなと思っています。逆に参加できなかった場合はかなり経営が追い込まれるのではないかと思っています。現在、熊本駅前は熊本市の都心ではありませんが、私はこの熊本駅前の再開発は成功するだろうと思っています。どの都道府県でも言えますが、駅はやっぱりその街の玄関口ですし、利便性が高いものです。そういう特殊な需要(例えば、今まで考えられなかった博多駅まで新幹線通勤)が生まれます。
熊本市内に住んでおられる方はたぶん、一気に熊本駅前が様変わりするものではないだろうと思われているかもしれませんが、私は結構なスピード感で変わっていくものではないかなと思っています。
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