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「今から声優を目指す」ということ。(前編)

お久しぶりです。7月くらいに仕事を辞めることになりました。
つきのくつした。」です。

サロンnoteも3rd seasonを迎え、執筆者が入れ替わる中、しぶとく記事を書いていこうと思う。

編集部注:夢波サロン公式noteは3か月を1シーズンとして運営しており、3月より 3rd Season が始まっています。

3rd seasonのテーマは「

僕は一昨年くらいに、漠然としたができた。
「声優」になるということだ。
その過程をお話ししよう。

少し長くなりそうなので、ひとまず序章を綴っていこうと思う。
途方もない挑戦であり、誰もがやめておけと口を揃えて言うだろう。
何をもって声優という職業を名乗ればいいのかすら、曖昧になっている今のこの業界に僕は足を踏み入れることにしたのだ。

ここまで読んで、鼻で笑っている人がたくさんいるだろうが、そんなことは気にならない。最後まで笑って読んでほしい。

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~漠然と意識しはじめた高校生~

少し昔話をはじめよう。
高校生のころ、中村悠一さんが演じるキャラクターを好きになった。
気が付いたら、演じている人が好きになって、声優という職業に興味を持った。漠然となれたらいいな~。と思ったこともあった。

なんとか高校生活を6年(?)かけて終え、就職した。
僕にはもったいないくらいのいい企業だ。

そしてすぐに、3年付き合った彼女に振られた。

僕も新社会人として結構社畜していたので、ストレスからか心無い事を言ってしまったりした。僕と付き合って大変だっただろうなって思う。
ごめんね。

しばらくは塞ぎこんでたが、
僕はいつも、自分が好きだった人に振られると行動するクセがある。(そうしろとネットにたくさん書いてある(笑))

ひとつ自分の願望と向き合ってみた。

それが、はじまりであった。

インターネットには声劇団というものがある程度存在する。
実際に販売するまでレベルの高い人たちが、日々楽しみながらも、演じることに真摯に向き合っている。
僕もそのひとつにお世話になることにしたのだ。

そのころの僕は、まじで演技からなにまでカスなので、絶対に明かさないが(笑)

そこでダラダラと、趣味の延長線上で活動しながら、職場と家を往復して寝る日々が続いた。

演技畑の彼女も新しくできて、それなりに現実がまた充実しはじめた。
作品に出演している自分が少し、憧れの職業に近づいた気がしたからだろうか。

また、仕事についてもそつなくこなせるし、好きな分野だった。要領が悪いほうでないので、人付き合いでも仕事でも苦労することはあっても楽しめる社会人生活だった。
田舎なので、物価も高くないがそれ以上の収入もあり、大好きなお寿司は食いまくり、社会人での目標であったスポーツカーなど欲しいものはほとんど買えた。

つまり、僕の人生は終わってしまったのだ。

人生の目標をすべて達成してゴールしてしまった。

僕の当時の目標は、誰にも恥ずかしくなく育ててくれた親を安心させるために、一端のサラリーマンになって全うな人生を送ること。

そして自分の生き方は最もまともで、当たり前で、素晴らしい生き方なんだと妄信していた。

次の目標といえば将来結婚して家族を持って幸せに暮らすことくらいだ。
そのほうが親が安心してくれるだろうって。

だから、学校を出ないなんてあり得ないと思っていた。
どうやって、家族を養うんだって。

今振り返って自分を見るとこう思う。

かわいそうな人間だなと。

すべて、他人の人生を生きようとしていたことに気が付いた。

そんな自分を捨てられるのは、もっと先のお話。
このころの自分はまさか、声優を本当に目指そうだなんて思わなかっただろうな。

次回をお楽しみに
(これって夢を叶えた人間が書く記事じゃん)

つづきはこちら↓


テキスト:つきのくつした。
編集:ぼっけもん

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