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舞いあがれ!ジャガンナート♪(凧製作までの顛末その2)

材料は会長さんにもらったものの、これを割って、幅と厚みを揃えながら削ると。

3年以上乾燥させた真竹の束

はい、りーむー、チーン。

なんて、投げ出したくなるような気持ちを何とか抑えて取り掛かります。
割っては削り、割っては削り、デジタルノギスで細かく幅と厚みを測りながら夜な夜な地道な作業の毎日が繰り返されていきました。

部屋の中は竹クズまみれ

とにかく幅と厚みが合格圏内の竹ひごを量産し、電気ヒーターで曲げたりしながら設計図通りの形になるように整えていき、糸で結んで繋げていきます。

曲げているときにボキっと折れたりするので、心まで折れそうになりますが、また竹を割って削るところから始めて、何とか形になってきました。
凧の骨組みが出来たら、唸り弓を作ります。
これは竹を1mmくらいの皮まで削って、桧の板を貼り合わせます。これをまた電気ヒーターで弓の形になるまでしっかり曲げます。
そして、凧の背骨に取り付けるパーツを削り出して、竹を使う部分は完成。

この弓のテープの部分が風でブーンと唸るから唸り弓
会長さんが見本に貸してくてた弓と遜色ありません

さて、あと肝心の凧絵です。
私は絵が描けないので、看板製作会社で働くカレー仲間に依頼し、監修もまた別のカレー仲間にお願いしました。というのも、ジャガンナート神の絵を描く上で気をつけないといけないのは、東インドの現地の信徒が目にしても無礼に当たらないかどうかが大事で、服装や持ち物、色についてまでチェックしていただきました。

サイズの関係で切れてしまうところはありましたが、見事完成までこぎつけました。
さっそく、これを持ってPatsuさんのところに、、、いやいや、お店の飛躍と売上上昇の験担ぎで凧を差し上げるのに、上がるかどうか分からん凧をプレゼントできるかっ!

ということで、例の河川敷で試験飛行です。
(タイミングが合わず、実行まで1ヶ月かかるw)

糸の調整や尻尾の具合がわからないので、
日本の凧の会東海支部のベテラン勢の出番です。

ジャガンナート凧は見事に大空へ舞いあがりました。
後日、絵を描いてくれたカレー仲間とともにPatsuさんのお店に行き、無事に受け渡すことができました。思い立ってから半年、肩の荷が降りたというか、やり遂げる達成感って大事ですよね。

この凧はPatsuさんのお店に飾っていただいてますので、カレーをたっぷり食べに行くついでにご観賞いただければと思います。

東インド オディシャ食堂 Patsu Curry
愛知県名古屋市昭和区塩付通6丁目76−2 

カレー細胞さんのブログ↓




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