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橋とエレベーターと女子高生

 きれいな川の近くに橋があり、高いエレベーターを見つけた。その場では入れず、自転車を押しながらそばの階段を降りていくとまたエレベーターがあり、行き止まりだった。ボタンが複雑で、ぼんやりとしか見えず悩んでいると、何人か高校生がやってきて、ボタンの使い方を教えてくれた。

 ここは橋の下で暗いが、向こう側には光が射しており、高校が見えた。おそらくこのエレベーターはここの高校生用に作られたものだろう。声がはっきり聞こえず何度も聞き返してしまい、結局自分でボタンを押してくれた。何度か眼鏡のショートカットの女の子の顔が近づく。

「しばらく家でだらだらしてて、一週間ぶりに外に出たので疲れちゃって、助かった」と伝えると、はあ、といった顔をされる。
結局、自転車だとこの階ではエレベーターに乗れず、途中の階に上がって乗らなくてはならないようだ。
 階段を自転車を押して降りてきたのに、また登らなければならなくなり面倒くさがっていると、それぐらい余裕でしょ!と言われ、「高校の部活中のマネージャーの厳しいやつやん!」とつっこんでしまい、引かれる。

目が覚めた

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