在ること無いこと
「存在しているかどうか」なんて議論は
正直私には関係ないことだなぁという感覚が昔からある。
目に見えずとも、例えそれが妄想だったとしても
胸が苦しくなって消えてしまいたくなる時だってある。
その時に脳内やココロの中に在るものはなんだろう?
きっと蓋を開けばなにもない。
しかし、つらい、苦しいと感じたことは事実だ。
逆も然り、毛穴が開くのを感じられるくらいの
安心感を覚えるほどの愛の気に包まれることもある。
難しい言葉で説明する必要もなく
わざわざ名前をつける必要もなく
ただそこに身を委ねてしまえば実はすぐにでも飛び込める。
私には今年も誕生日がない。
無いことの方が当たり前なのでなんとも思わないが
その日があろうがなかろうが身体はしっかりと地球時間を刻んでいる。
私にとってはそれが全てなんだ。
心がどう動いたか?
身体は、脳は、どう反応したか?
目には見えない風の香りに心が軽くなることや
自分の脳内にしかない思い出を懐かしんで心がほぐれる瞬間や
友人たちとの集いで流れる暖かい空気
他人からの「在る」「無い」なんて私の人生には微塵も関係ないことなのだ。
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