☆1☆ 従姉妹たちとの戯れ
※この話は小学生の時なので、『まる』が呼び名です。
低学年の頃に歳上の従姉妹と遊んだ。
その日は、妹たちもいなかった。
「お母さんたちは用事があるから、しばらく二人で遊んでいてね」
伯母さんはそう言うと、母と一緒に奥へと行ってしまった。
従姉妹とはよく遊ぶわけではない。お互いに消極的で、二人で取り残されてどうしようと顔を見合わせてしまった。
「こたつに、入りなよ」
立ったままだった私に、従姉妹が言った。
こっちこっちと手招きをするので、私は従姉妹の隣に座った。
しばらくは、みかんを食べたりトランプをしたりしていた。
やがて、遊ぶ事が尽きた。
「お医者さんごっこ、しよう。まるちゃんは、患者さん」
従姉妹がそう言って、私に「いい?」と聞いてきた。
私は「うん。いいよ」と答えた。
最初はおもちゃの聴診器で、お腹に触ったり、胸にあてて心音を聞くふりをしたりしていた。
やがて、「服をめくってみてもいい?」と聞いてくる。私は「いいよ」と言った。
そんな戯れがしばらく続いて、従姉妹が言う。
「下も見せて」
さすがにそれには、出来ない。
「恥ずかしい。嫌だ」と答えていると、「こたつの中なら、大丈夫だよ」と言いだした。
私は何だかんだと言いくるめられて、こたつの中でズボンを脱いでいた。
従姉妹の手がお尻に触れて、揉んでくる。恥ずかしさと嫌な気持ちと、何だかよく分からない気持ちが混ぜこぜになった。
さらに従姉妹は「もっとよく見たい」と、お尻を広げ始めた。
私はどうしていいのか分からなかった。
母たちが戻ってくると、慌てて服を着て何でもないふりをした。
どうして、従姉妹が身体に触りたがったのか、分からなかった。
そしてしばらく、年月が流れた。
高学年の頃。
別の従姉妹と遊ぶようになった。
最初はただのじゃんけんだった。
じゃんけんで負けると、ちょっとした罰ゲームが与えられるというゲーム。
罰ゲームは軽くつねるとか、軽いビンタとか、そんな感じだった。
それがやがて、胸に触る。胸を揉む。舐める。さらには、下にも触れる。
という遊びになっていた。
従姉妹は私の家に遊びに来ていた。
ベットに寝転んで、お互いに漫画を読んでいたけれども、それに飽きて他の遊びを始めた結果だった。
時々、妹が「まだ、いるの?」と部屋に入ってくる。
部屋と言っても、私の家は部屋の扉と言う扉が、ほぼ開けっ放しなので、遊びの最中に来られると困る。
耳だけは、家族の足音に集中していた。
妹が来ると、漫画を手にして読んでいるふりをした。
私はあまり、触りたいと思わなかったので、負けても胸に少し触るという程度でやめていた。
従姉妹は、いろいろと私の身体に触り、反応を楽しんだ。
その遊びは、一週間か、ひと月ほど続いた。
以前とは違って、性の知識はあったので、それが『いけない遊び』ということは分かっていた。
そして、誰にも言えない遊びということも分かっていた。
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