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×バツ×

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父は私に保険営業の仕事を持って来た。 母はそれに反対した。 私は父の勧めに従って仕事をして、壊れていった。 ※自傷行為の物語ですが、自傷行為の推奨はしておりません。
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×バツ× ::目次::

ー  これは壊れた物語  ― 保険営業の仕事を私に紹介した父。 それに反対した母。 保険営…

ミラク
2年前

年明けの頃0

   【 ××× 】  判ってる。  これが異常だって。  それでも、止められない。  止…

ミラク
2年前

年明けの頃1

   【 新年 】  何処までも続く日が当たり前だと疑わなかった。  幸せを感じる事も不…

ミラク
2年前

年明けの頃2

   【 入社 】  意味も分からず、流されるまま。  行き着く場所はどこでしょう。流れ…

ミラク
2年前

年明けの頃3

   【 研修 】  動き始めたものは何だったのか。  私は未だ、気が付かずにいた。  続…

ミラク
2年前

年明けの頃4

   【 入口 】  始まってしまえば、走り出せるような気がした。  立ち止まる事さえし…

ミラク
2年前

年明けの頃5

   【 吹雪 】  冷たさも寒さも感じなかった。  自分が歩いている場所さえ、知らなかった。  行き場所を決める事が出来ないまま歩いていた。  雪の季節が終る頃。  研修で一日の報告をした後、課長さんに叱られた。  悪いのは私だと思う。  やる気がなかったのは事実。  あまりにもいい加減なのは伝わっていただろう。  それが課長さんには不愉快だったのだと思う。 「やる気がないのか? 目標があるんだろう?」  『ない』ときっぱり答えられたら良かったと思う。  でも実際は、嫌

桜の降る頃1

   【 旅人 】  些細な事が許せなかった。  嬉しいハズの言葉に虚しさを覚えた。  い…

ミラク
2年前

桜の降る頃2

   【 変化 】  変わらない事に苛立った。  変わってしまう事が怖かった。  変化は私…

ミラク
2年前

桜の降るの頃3

   【 花見 】  花が無くても花見は出来る。  名目だけあればいい。  目的は別だから…

ミラク
2年前
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桜の降るの頃4

   【 物欲 】  モノで心が満たされるなら、とても楽でしょう。  そう出来るなら、そ…

ミラク
2年前

猫の恋の頃1

   【 折紙 】  紙飛行機が部屋を埋め尽くす。  それに乗って、どこかへ行ってしまい…

ミラク
2年前

猫の恋の頃2

   【 猫傷 】  苛立ちがネコに伝わったのか。  ただの偶然なのか。  ネコが止めたよ…

ミラク
2年前

猫の恋の頃3

   【 抑制 】  制御しきれないほどの、感情。  押し留めて、押し殺して。  幾重にもかける、抑制。  インターネットが繋がらなくなった。  その場所は私にとって唯一の外だった。  息抜きの出来る場所だった。  ゴールデンウィーク中も、ネットには繋げなかった。  でも、この大型連休がなければ、私はもっと早くやっていたと思う。  休みが終わったある日。  指導者さんに注意を受けた。  履いてきたサンダルは踵で止まるものが良いという事。  その後で入力作業をした。  パ