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次の東京オフ会。 オフ会中は和やかに過ごして、夜は会長様と泊まった。 夜になって、…
年に数度、東京に行く事に疲れた頃、東京の方で仕事をすることを思いついた。 とはいえ、…
東京行きは会長様には全く告げなかった。 「週末に会いたい」 唐突にメールで会いたいと…
終わりへのカウントダウンの始まりは、幸せの中で始まった。 東京に来てからは、ほぼ毎日…
会長様が半分一人暮らしを始めた。 部屋を借りてサークル会員さんの溜まり場を作った。そ…
ある日「チーズケーキが好きなの」と言う話から、誕生日を祝ってもらう事になった。 場所…
私はその日、あの部屋に泊まった。 何の用事だったかは忘れたが、何かきっかけはあった気がする。 いつもの通り、夜のお喋りになる。 なるべく小さな声で……ここの防音は一切期待できないのだから。 何かを話しては、ウトウトとしてしまう。 手は繋いだままなのは、いつもの癖。 「私はおまえを、傷つけていない?」 会長様が、唐突に聞いてくる。 「……」 どう言えばいいのか。もう、それはどうしようもないのだと。 最初から分かっていた……なんて、今更言えない。 た
名前のない関係は名前がないまま、変わっていった。 「私、恋人なの?」 思わず聞いた言…
私はたぶん、おかしかった。不安が消えないままだった。 会員様にも言われてしまった。『…
会長様との関係が最悪になって、これで切れるのかなと思った頃、とある会員様からSNSにメッ…
私はそれでもメールを出していた。 返事は一切ない。 やがて、メールも出さなくなった。…
健康診断で、中性脂肪が高いと判定された。 病気というほどではないが、標準よりやや高め…
私はお菓子作りに興味がない。 そもそも、料理全般が好きではない。 そんな私も一度だ…
会社の男性にデートに誘われた。コンサートに行く約束をさせられた。 私は行く気がなかった。うっかり、『断るタイミング』を逃した事を後悔していた。 同じ日、コンサートの後に会長様に会う予定を入れた。 こうすれば、コンサートの後の誘いを断る事が出来ると思ったからだった。 けれど、当日はどちらも行かなかった。 憂鬱な気分のまま、布団の中でごろごろしていた。 連絡がないままというのは、さすがにマズイと思ったので、会長様には連絡を入れた。 「そっか。コンサートには行か