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私のメンタルコントロール術

朝起きてから夜寝るまでのメンタルの変化を意識したことはあるだろうか。
多くの人は一日に何度もメンタル変化が起こる。
喜怒哀楽によってもたらされるメンタル変化は人間の定めと言えるものだ。


安定した情緒で過ごす日常

できることなら安定したメンタルで1日を過ごしたいと思うのは、誰もが持つ共通した認識だろう。
朝、午前、午後、夜の過ごし方を意識すれば日常が変わるのではないかと思った。

朝の過ごし方

サラリーマンだったころは同じ時間に起床して洗面を済ませ、テレビを見ながら朝食を済ませて出勤していた。
その習慣は定年退職後も変わりなく続いていた。

その習慣が少し変わったのは海外旅や車中泊旅を頻繁にするようになってからだ。

海外の旅で起床して朝食までによくしたのはホテル周辺の早朝散策だ。
散策と言っても散歩だ。

散策中に太陽が登ることもよくあることだ。
その時間は家の日常のようにテレビを見て過ごすことはない。

国内の車中泊旅では日の出を撮影する目的があったので起床も早かった。

家でテレビを見ながら食事をする日常の習慣と、旅先で朝日を浴びながら過ごす違いはメンタルに顕著に表れた。
古代の人が、太陽が昇る東に向けて神殿や寺院などを築いた理由を、肌身で感じることができる。
朝の太陽の光を体に浴びれば清々しく情緒が安定するのを実感できる。

その光は私にとって温かく、ポジティブとしか言いようのないエネルギーだった。
家の中にいては感じることのできないエネルギーだ。

それに比べ家での日常はどうだろう。
一日の始まりである朝からテレビを見て事故や事件といったネガティブな情報を頭に取り入れていたのだ。
もちろん新聞も同じことだ。

朝からネガティブな情報を取り込むことが全て悪いとは言えない。
朝から脳をネガティブ状態にするメリットは、出勤中の事故リスクを軽減する効果があるはずだ。

しかし日常にするのがいいとも思えない。
出勤時は事故に注意する習慣を持っていればいいだけのことだ。

起床したらすぐに東のカーテンを開け、部屋の中に朝日を入れる習慣は価値が高い。

定年退職して数年経過した今も朝テレビを見る習慣はなかなか治らない。
しかしネガティブなニュース番組は見ないように努めている。

午前中の日常を変える

サラリーマンの頃は出勤後始業前にオフィスの掃除から日常業務が始まっていた。
時間はどうあれ掃除をする意味もさほど考えることなく行っていた。
会社の日常化した決まり事なので仕方なしにやっていただけだ。

若い社員の中には掃除というだけで、罰ゲームのような捉え方をしていた者もいたほどだ。

しかし朝の掃除の認識が変わったのは自分がその部署の責任者になった時だ。
誰かに教えて頂いた訳ではないが、掃除という作業が脳を仕事モードにするスイッチだと感じるようになった。

それまでは若い社員と同じように仕方なくやっていたが、責任者になった切っ掛けで進んで行うようになったからだ。
少しでも職場を綺麗にしようという思いが掃除をポジティブに変えたのだ。

掃除の動機がポジティブに変われば仕事に対する意識もポジティブに変化する。
以前も書いたが、本気掃除はモチベーションを上げる効果があるということだ。

定年退職してからもモチベーションスイッチとして朝食後によく掃除をしている。
掃除をすれば気持ちも前向きになり、有意義な一日になる確立は高まる。

サラリーマン当時、女性の同僚には付けまつげが一日のスイッチだと断言していた人もいた。

その人が言うには、女性は化粧をしてまつげを付けると目力が上がるのでモチベーションが上がるのだそうだ。
つまり掃除も化粧も身の回りを美しくすることによって一日のやる気が引き出せると言うことだ。

午後は安定を意識することが重要

人間の集中力はそんなに長くは持続できないものだ。
午前中は仕事に集中できていても、午後はだらけてしまうのが普通なのだ。

集中力が切れるとイライラしたり情緒も安定しなくなる。
トラブルのリスクが上がるのも一般的には午後からだ。

人間関係のもつれや仕事での失敗も午後からが多い。
昼食後満腹になって眠くなれば尚更だ。

眠い、集中できない、イライラするといった悪循環で問題が起こる。

注意力が散漫になってヒューマンエラーが起きやすいのもこの時間帯だ。
そんな理由もあってストレスも溜まりやすい。

そのような時間帯だからこそ意識したいのがメンタルの安定だ。
通常は三時の休憩でコーヒーを飲んだりするが、メンタルを安定させたいなら少し早めの2時ごろでも構わないだろう。

午後は太陽の光の力を借りることもできない。
一般的には朝にラジオ体操をするが、1時にラジオ体操をするのも悪くはない。

しかしその時ラジオ体操をする意味は、昼からのスイッチをONにするためだという自覚が必要だ。
そうでないと罰ゲームというネガティブ行動になってしまう。

別にラジオ体操でなくても構わない。
眠くなって緊張感のなくなった体と脳に、モチベーションスイッチを入れることができればそれでいい。

数分間、体と脳を始動させるためのゲームでもいいということだ。
一度始動すればそれを安定させる意識を持って午後を過ごせばいいだろう。
意識して注意していればトラブルから遠ざかることも可能だ。

夜は翌日の準備

穏やかな一日を過ごすことができたなら、夜は次の日のために過ごすという意識を持つことだ。
私は晩酌の習慣がないので暴飲の心配はないが、それでも食べ過ぎてしまうことはある。

特に60歳を超えてからは前夜の暴食は翌朝に悪影響を及ぼすと感じている。
夫婦の会話やテレビを見ても笑って過ごすことなどを意識している。

一番よくないのは心配事だ。
心配事は夜に増長される傾向が強い。

昼間は仕事などで紛れていても夜は紛らわすものがないからだ。
更に言えば暗いということも心配事が膨れ上がる要因になる。

登山で遭難した人は、昼間と夜の不安感が何十倍も違うという。
それは太陽の力が人のポジティブ感情にいい影響を与えているという証しでもある。

つまり心配事を夜に考えることはやめた方が賢明だということだ。

どうしても心配事が頭から離れない時は早く寝てしまうことだ。
遅くなればなるほど眠れなくなるからだ。
強いて言えばそのメンタルが翌日に持ち越されてしまう。

私が少しでも安定した情緒を保って日常を過ごすために意識していることだ。

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