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ひとり車旅お勧めの県【岐阜県】

今日は私が車中泊で行った旅の中で、最も味わい深かった県を紹介することにした。
それが岐阜県だ。
日本のほぼ中央にある岐阜県はどこからでもアクセスしやすい県だが、色んなところを周るなら車旅が適している。


海はないが心落ち着く旅に適した観光地が多い!

郡上八幡、中山道の宿場町、高山や古川、白川郷などに一度行ってみたいと思っていた。
実際に行ってみた感想は正に心の故郷といった感じだった。
車中泊も標高の高いところなら涼しく過ごすことができる。

飛騨古川

「君の名は。」のモデルになった町はひとり車旅に向いている岐阜県の観光地だ。

ひとり車旅におすすめな理由のひとつが駐車場だ。
市役所前駐車場も飛騨古川駅の裏にある若宮駐車場も無料というのがありがたい。
しかも24時間営業で公衆トイレもある。
これだけ条件の揃った駐車場はありそうでなかなかないものだ。

観光と言っても鯉が泳ぐ瀬戸川と白壁土蔵街くらいだが、そんな飛騨の素朴な町並みが魅力だ。
飛騨高山から車で約30分、白川郷からなら1時間程度だ。

飛騨高山や白川郷は有名なだけあって観光客も多い。
特にコロナ開けからはインバウンドのお客様も多く、オーバーツーリズムなどの問題も増えつつあるようだ。
もし高山や白川郷に行くなら土日は避け、平日の観光客の少ない時間帯に行くのがいいだろう。
ただ白川郷の駐車場は8時から17時で乗用車1000円という設定だ。

・ 飛騨古川の観光コース例
飛騨市役所前駐車場→飛騨古川まつり会館→飛騨の匠文化館→瀬戸川と白壁土蔵街を歩く→飛騨古川さくら物産館→今宮橋で折り返し→真宗寺→ガラス美術館駒→円光寺

途中蕎麦を食べるなら蕎麦正なかや、五平餅なら味処古川がお勧めだ。
飛騨古川に行くなら半日程度のんびりと過ごすのがお勧めだ。

飛騨古川観光のコース例

郡上八幡(ぐじょうはちまん)(郡上市八幡地区)

私の身近でも郡上八幡の地名を知っている人は多いが行ったことがある人は少ない。

郡上踊りと名水で知られる郡上八幡は岐阜県内でも最も趣きのある城下町だ。
特に郡上踊りが行われる盆のシーズンは観光客も増え盛り上がる。
秋田県の西馬音内盆踊り、四国徳島県の阿波踊り、そして郡上おどりは日本三大盆踊りとして知られている。
その中でも郡上踊りは誰でも参加できるため世界中から参加者が集まっているようだ。

郡上八幡の街歩きはこれから夏向きがお勧めだ。
やなか水のこみち、いがわ小径、宗祇水といった水の流れる路地散策が涼しくて心も落ち着く。

郡上八幡のもうひとつの魅力はこの地の歴史と伝説だ。
大河ドラマでも取り上げられた内助の功で有名な山内一豊の妻、千代という女性の話は有名だ。
そして映画にもなった郡上一揆は幕府の中核役人も失脚させたほどだ。

お城の改修時に巨石を吉田川から一人で運び上げた力赤髭作兵衛の石伝説と人柱伝説のおよし物語はリアリティに富んだこの地の歴史だろう。

特におよし伝説は八幡城が険しい山城という地形で石垣が保てず何度も崩れ、難航する工事に人柱をたてるという今では考えられない話だ。
このおよしという人の住所や親の名前、年齢やお城の下に入った日時まで分かっているが、
人柱自体は史実でなく民話だという説明書きを見た。

願わくば事実でないことを祈りたい。

馬籠宿(まごめじゅく)と妻籠宿(つまごじゅく)(長野県)

宿場町は最も好きな日本の観光地だ。
お城や城下町とはまた違う日本の風情を感じるからだ。

特に中山道の宿場は一度歩いてみたいと思っていた。

何と言ってもそこには調和の取れた日本風景がある。
馬籠宿は坂道ということもあり、妻籠から峠を越えて下ってきた旅人の心を和らげたに違いない。

現在馬籠宿は岐阜県になっているが信濃最後の宿だ。

私は馬籠宿のB駐車場に車を置いたが失敗だった。
馬籠宿では下のA-1かA-2の駐車場に車を置くべきだ。
A駐車場から馬籠宿の坂を登り、帰りは眺望を楽しみながらゆっくりと下りてくる方が心にも体にも優しいと感じた。

できれば馬籠宿を先に見てから長野県の妻籠宿に行く方がお勧めだ。
馬籠宿の方が坂が急だからだ。

馬籠宿と妻籠宿はよく間違えるが、同じ中山道の宿場町と言ってもまったく違う風情がある。
妻籠は道路こそアスファルトだが、看板やのれんなども規制してあるのか江戸時代にタイムリープしたかのような町並みだ。
どちらかと言えば馬籠の方が観光地化しているように思える。

馬籠のいいところは石畳の道と眺望だ。

できれば妻籠宿には看板に火が入ることを目掛けて行ってみたい。
昔の人も感じたであろうノスタルジックな望郷に浸ってみたいと思うからだ。

長良川の鵜飼

船に乗って鵜飼を観覧するなら予約が必要だが、ひとり旅なら河べりから見ても充分見ごたえがある。
長良川の水面に映る鵜飼火が美しい夏の風物詩だ。

私はこの風景を動画に収めようと奮闘したが、F値の高いレンズしか持っていなかったので難しかったと記憶している。
今なら迷わずスマホで撮影したはずだ。

この付近で車中泊した翌朝に汗ばんだ体を早く洗い流したいと思い、早朝から開いている温泉を探した。
見つけたのは岐阜グランドホテルだ。

電話をしたら早朝から受け付けて頂いて日帰り入浴することができた。
早朝6時に行って、にっぽんの温泉100選にも選ばれた湯にゆっくり浸かることができた。

一般的な日帰り温泉は概ね10時オープンなので、このような時はホテルの日帰り入浴を探すのがお勧めだ。

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