年始謎2022 解説
おひさしぶりです。ねぶそくです。
今回は年始謎2022の解説をします。過去の年末謎シリーズに比べて難易度は控えめ、印刷も(ほぼ)必要なし。これはまあ力が衰えたのと謎に対して使う時間を減らしたってのが原因です。
さて、早速ネタバレ解説…の前に、解いていない人は以下のリンクから解いてください↓
それでは解説を始めます。
光-1問目
こんな問題です。下の漢字を声に出して読んでみましょう。
「しがきんのときなんだ」
「『シ』が『金』のときなんだ」
ということで、うえのでかい漢字の「シ」を「金」にしましょう。
答えは「なべ(鍋)」です。
光-2問目
色を気にせずに考えましょう。
数字をそのまま読むと、
ゲーム=スごろく スタート=フ??し ゴール=???
となります。
答えは「あがり」です。
光-3問目
動画の問題です。今回はyoutubeを使ってないので、下にスクショを順に張っていきます。
なぜか「3問目は動画です」が一番最後に来ています。
ここから、もともとこれは逆再生なのではないかという推測ができます。
文字を逆に読んでいくと「シカクノモジエラベばグレートダ」
左上に四角のマークのあるやつを読んでいくと「くも」
ということで、答えは「くも」。
光-送信ボックス~
問題のぺージでは、こんなことが書かれていましたね。
ここから、いままで解いた3つの問題の答えの前につく2文字がキーワードとなることが推測できます。
??なべ、??あがり、??くも…
もうお分かりですね。
答えは「やみ」です。
送信ボックスに「やみ」と入れて送信したら、新たな謎が現れました。
しかし、1/2の手がかりだけ出してあとは放り出されてしまいました。
そう、このオレンジの文章が示唆するとおり、闇の謎も存在したのです。
ではどうすれば闇の世界へ行けるのか。それは、ヒントページに秘密がありました。
ヒントページはこんなデザインです。
ここで注目するのは、上の電球からなにやら線が伸びていて下の灰色のところにつながっているということです。
そう、この線は導線、灰色の四角はスイッチだったのです。
これをクリックすると…
電気が消え、こんな状態に。この状態で「戻る」を押すことで…
黒い部分が見えなくなり、代わりに白い部分が見えるようになりました。新たな謎たちの登場です。
闇-1
声に出して読んでみましょう。
「せいさくおわりませんでしたごめんね」
…
一旦飛ばしてほかの問題を解きましょう。
闇-2
計算問題です。1~8を文字に埋めますが、「ー」はマイナス、「ノ」みたいなのは「/」(割り算の記号)と考えられます。
まず、2行目。2桁ー1桁=1桁となっているので、ス=1が確定です。
次に、3行目はこのままだと扱いにくいので、ト=ゲ×ムとします。
1行目より、ゲ=ム+1なので、ト=(ム+1)×ムです。
1はもうスで使いましたし、ムに3以上の数を入れるとトが2桁になってしまうので、ム=2、ト=6、ゲ=3が確定です。
もう1度2行目に戻り、今まで確定したものを代入すると、1ター6=フとなります。まだ使っていない数字は、4,5,7,8なので、タ=4,フ=8が確定です。
一旦整理してみましょう。
12345678
スムゲタ?ト?フ
ということで、残りの2つの数字がそれぞれゴ、ルに当てはまります。?にマイナスがついていないので、ゴ=7、ル=5なので、?に当てはまるのは「ム」です。
よって、答えは「む」。
闇-3
動画の問題です。順にスクショをはっていきます。
これも逆再生なので、逆にして、⇒の左側の文字を順に読むと、
「ゴカクノモジエラベばグレートダ」
となりますが、図形はみえませんね。ここで、画数に注目します。
「ば」だけひらがななのに注意して、5画の文字を選んでいきます。
「ジ」「ば」「ダ」が当てはまりますね。「順に埋めろ」のところに、⇒の先を埋めてみましょう。
ジ⇒うはこ
ば⇒だちた
ダ⇒んゆえ
縦読みすると、「こたえはちゅうだん」となるので、答えは「ちゅうだん」。
闇-送信ボックス~最終問題 STEP1
右側を全て日付に直します。
啓蟄・・・3/5
元日・・・1/1
清明・・・4/5
これを分数とみて、分母と答えの文字数が一致していることに気付けば早いです。
分子で指定された番目の文字を見ると、1問目はよくわからないので「?????、む、ちゅうだん」となります。よって答えは「?むだ」となります。
これを満たすような?は、たぶん「ら」くらいしかありません。ということで、「らむだ」と送信しましょう。
2/2が出てきました!これでSTEP1は解くことが可能になります。
1/2では「は め さ と や に」
2/2では「 じ の い を み 」
もうお分かりですね。
重ねると、「はじめのさいとをやみに」となります。
始めのサイトとは、スタートページのことです。ここを闇状態で開く方法…
そのためには、そのとある「法則」が大事でした。
実は、光と闇にはURLに法則がありました。
例えば、小謎のサイト。
1問目…光はhttps://yumenebusoku.wixsite.com/nenshi2022/11 闇はhttps://yumenebusoku.wixsite.com/nenshi2022/22
2問目…光はhttps://yumenebusoku.wixsite.com/nenshi2022/12 闇はhttps://yumenebusoku.wixsite.com/nenshi2022/24
3問目…光はhttps://yumenebusoku.wixsite.com/nenshi2022/13 闇はhttps://yumenebusoku.wixsite.com/nenshi2022/26
もうお分かりですね。闇のサイトのURLの後ろは光のサイトのURLの後ろの数字の二倍でした。(ちなみにほかのサイトもそうです。)
ということで、スタートページのURLは、https://yumenebusoku.wixsite.com/nenshi2022/25145です。
ってことは、スタートページを闇に染めるには、2倍してhttps://yumenebusoku.wixsite.com/nenshi2022/50290にアクセスすればよいということがわかります。
アクセスしてみましょう。
最終問題 STEP2
こんなページに飛びました。どうやら、ここがSTEP2のようです。
上側の式は、闇の2問目を参考にすると、○=4、△=0であることがわかります。
「50290を404に」する、つまりまたURLの後ろ側の数字を変更します。
実際に404にすると、
…あれ?エラー??
いいえ、これで正解です。「404の左隣のカタカナ3文字⇒?」と書かれているので、答えは「エラー」と…
…なるわけないですね。この「⇒」は、闇の3問目に出てきた問題にあります。ということで、闇の3問目の「エ」「ラ」「ー」を変換し、順に埋めてみましょう。
埋めてみると、
エ⇒さほさ
ラ⇒がしん
ー⇒せをこ
縦読みで、「さんこほしをさがせ」となります。
星があったのは、今度は光の3問目。
順番に、
ということで、αは「しぐれ」。
もう1つ、⇒があります。
「しぐれ」を変換…と言いたいところですが、闇のほうで「し」は「ご」になっているので、「ごぐれ」を変換します。
縦読みして、βは「らいんにそうしんだ」。
そう、ヒントLINEに「ごぐれ」あるいは「しぐれ」と送信すると、ある文章が出てきます。
最終問題 解答チェック
(プレビュー画面なので少し違うかもだけど)こんな感じです。
実際にやってみましょう。
光の方は…
闇の方は…
あれ?そういえば、闇の1問目、解いてませんね…
闇-1 解決編
解きましょう。とはいっても、謎がない状況なので解けませんが…
なにか謎の手がかりになりそうなもの…
…そういえば、ヒントがありましたね。ヒントからごり押しすることができないでしょうか。
ですが、ヒントでは光の問題のコードしかない様子…
しかし、ここから闇の問題のヒントを導き出すことができます。
ここで、もしこの数字もURLと同じ、2倍の法則が成り立っているとしたら…
物は試し。やってみましょう。今回知りたいヒントは1問目なので、実際に2倍してみると、
送信してみると、
こんなものが。
「解読」ではなく「デコード」と言っていますね。デコードとは…
ってことで、なにかしらのIT関係の何かであることが想像できます。
実は、この数列は、ある文字列を16進数変換したものでした。
デコードしてみましょう。
「strap」と出てきました。これが答えっぽいです。
ということで、闇-1、答えは「すとらっぷ」
ようやく解けたので、闇のほうも送信してみましょう。
最終問題 FINAL STEP
これで、以下の2つの情報が得られました。
まずはこの「ヒント=な235」について。これは光の2問目でやったように、数字を読んでみましょう。
「な に さん ご」
そう、あんたがた勢にとってはなじみ深い「なにさんご」、正式名称「what3words」というものがでてきます。
(なにさんごを知らなくても検索すればでてきます)
what3wordsとは、簡単にいうと、3単語で座標を指定する地図アプリです。
これにそれぞれの3単語をぶち込みましょう。
まずは光。
次に闇
「で?」って感じですね。
ここで、what3wordsでは日本語も使える(というか標準設定は日本語)なので、日本語でこれらの場所をしめしたらどうなるかを考えます。
同じ地点をもう1回クリックすれば(スマホアプリを使っているなら第二言語を選べば一発)こんな風に表示されます。
まずは光。
次に闇。
つなげて「。」をなくして読むと、「ひかりないさいとつくりこたえみつける」
漢字かな交じりにすると、「光無いサイト作り答え見つける」。
ということで、まずは「光無いサイト」を考えてみましょう。
光があるところには闇はあるというので、光だけが存在することは絶対なく、闇だけが存在することはありえます。
光から闇へサイトを変換するとき、URLの最後の数字を2倍しました。
もし、この数字が2倍しても変わりなかったら…
2倍しても変わらない数は1つだけありましたね。
そう、「0」です。
試しに最後の方の数字を0にしてみましょう。
ありました。光のないサイト。
ここに答えが隠れているそうですが、何も見えません。
…ここで、いったん最初のサイトを見ましょう。
これはルールの部分です。なにか違和感がありませんか?
「画像の印刷機能は不要です」という1文、「画像の」と限定しているところや、印刷のことを「印刷機能」と言っていることが不思議ですね。
裏を返せば、サイト自体の印刷機能は必要になるかもしれないということです。
それに、このツイート……
解説書き上げたぜ#年始謎2022 pic.twitter.com/2ezjFAKN9E
— ねぶそく/年始謎2022 公開中! (@yume_nebusoku) January 7, 2022
このサイトの前書きのところが載っています(これ実はさすがに気づきにくいので救済措置でツイートしたつもり)。ここには、「印刷も(ほぼ)必要なし」と書かれています。「ほぼ」という書き方、怪しいですね……
じつは、たぶん大体のPCのブラウザには「印刷」という機能があります。
サイト自体を印刷しようとするものです。
これを試しに使ってみましょう。
なんと!!(wixの上のバーが邪魔ですが)「日ノ出」と出てきました!!
これで長かった光と闇の旅行も最後です。
最終解答のボックスに「ひので」と入力して、クリアサイトを拝みましょう!
以上で年始謎2022、解説を終了します!!
あとがき
今回は工作をなくし、「ザ・web謎」的な要素をいろいろと入れてみました。こっちの方がつくりやすいですしね。
URLチェンジという定番ギミックもあったなか、印刷機能というなかなか見ないギミックを使用しました(最後の問題に関してはもしかしたら別の解き方もあるかもしれませんが…)。
もともと最終問題は「暗闇でもがく」をテーマにしたいなってところがあったので、なにか文字を浮き出させるギミックないか探していたら、偶然見つけてしまいました。印刷機能って、あんな感じでホームページの背景の色(とはいえ今回はwixの場合ですが)などいろいろなところを変更しちゃうんですね…ふつうにゴミ機能では?
まぁともかく、遅れたけど無事公開できてよかったです。今年は3月いっぱいで活動をほぼ休止状態にして気が向いたらみたいな感じになりますが、もう1本web謎を公開すると思いますので、お楽しみに。
それではまたいつか。
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