クライマーというド変態達

これは、基本的にクライマーいわゆるクライミングを生業ないし生きがいとしているような人たちが、どのような人たちなのかということを私見を交えつつ紹介していく。その為、基本的にはこれからクライミングをやりたいと思う人や最近やり始めた人向けのものである。その反面既存クライマーは、「あるある」というような感じで見ていただけるとありがたい。
それでは行ってみよう\\\\٩( 'ω' )و ////

マジで変態ばっかり
本記事の題名である通り、クライマーは本当に変態ばっかりです。ここでいうのは、性的思考•趣味のことではなく(もしかしたら、調べてないだけで本当にそうかも、、、)クライミング に対する思いや考え方に対する態度のことである。どのようなところで、そう感じたのかをリストにまとめてみた。
1. 痛みは、喜び。もしくは、その先
2. 頭は、クライミング のことだらけ、そのせいで、、、(1)
3. 頭は、クライミング のことだらけ、そのせいで、、、(2)
4. たこ焼きができる?
5. 自分ルールが存在する。
それでは、1から順に解説していく。
 
「痛みは、喜び。もしくはその先」
クライミングという行為は、文字通り体をすり下ろしながら行うスポーツです。ここの時点で、意味がわからないと感じたそこのあなた!よくわかります。なんで趣味や生業としているもので物理的に体をすり下ろしている?とお考えなんですね。ただ、これは一度クライミングをやると嫌でも体で理解できるので、どういうことかは説明しません(´ω`)
話を戻しますが、体をすり下ろしながらまたは、関節をギシギシと痛めながら登っていきます。これを何度も繰り返すことにより、指の腱が強くなり指の皮も厚くなっていきます。それ故に、初心者から中級者になるとこの痛みこそが成長の証であり自信が強くなっていくという過程の象徴なのです。その為、痛いにもかかわらず嬉しいことのように話してきます。一方上級者になるとこの痛みというものは、本当に厄介な敵になっていきます。また、上級者になればなるほど登りに行く回数が2倍、3倍とアホみたいに増えていきます。つまり、痛みや怪我というものが累積していきます。しかしながら、クライマーは1日でも登らないと恐怖で眠れなくなってしまう体になってしなっています。故に、指の関節が痛かろうが、肩が取れそうになろうが、肘がアホになっていようが、手首が動くだけで燃えるように痛かろうが絶対に登りにいきます。治りがより遅くなると分かっていても。

頭は、クライミング のことだらけ、そのせいで、、、(1)
皆さんは、既に何か他のスポーツを趣味として行ってきたことはあるでしょうか?私もクライミングをする前は、自転車、テニス、バスケ、スイミングなど色々とやってきました。しかしながら、これらのスポーツは日常生活に侵食することはありませんでした。私が高い熱量をそれらのスポーツに向けていなかったという可能性もありますが、、、。
しかし、クライミングをやり始めて状況が変わってきました。町にあるありとあらゆる凹凸が、ホールド(ボルダリング の壁についている石みたいなやつ。詳しくはgoogleってくれ)に見えるようになってきました。何をいっているのかわからないという表情を、画面の向こう側でしていると思うので日常生活に出てくるホールドについて説明します(˙-˙)
例えば、あなたは今街を歩いているとしましょう。道の両側にはブロック塀がズラーと並んでいます。そうですこのブロックとブロックの間にある隙間、ほらそこにホールドが!またある時は、電車内です。電車内はホールドの宝庫なのです。例えば、液晶があるパネルの縁部分、つり革、入り口近くの縦棒が付いている凸型のところ、、、など色々な所に様々な形のホールドが存在します。クライマー達は、日常生活にもクライミングのトレーニングを入れたがるので「これ持てるかな?」と思った時には人の目を気にせず、既にホールドとみなした物を掴みます。冗談だと思うかもしれないですが、本当にこういうことが起こっているんですよƪ(˘⌣˘)ʃ

頭は、クライミング のことだらけ、そのせいで、、、(2)
これは、私は経験したことないのですが恋愛関係のことです。クライミング の沼にハマると、全てがクライミング に収束しようとします。その結果、何が起こるかというと恋愛不適合者が増加するということです。もちろん同じ趣味なら問題ないのですが、相手がクライミング に微塵も興味がないと大変なことになります。ここでひとつ聞いた話を説明しましょう。これは、あるカップルの話です。そのカップルは男性の方が、クライミングにどっぷりと浸ってしまっていました。女性の方は、全く興味がありませんでした。そんな2人ですが、中は良好で2人とも自他共に認めるラブラブぶりでした。しかしながら、ある日悲劇が起きたのです。
彼女「明日暇?暇なら久しぶりにどこか出掛けない?」
彼氏「いいねー。ちなみに明日の天気予報は、、、」、「お!明日晴れじゃん。ごめん明日晴れだから、外岩行きたいから予定あるわー(≧▽≦)」※外岩とは、いわゆるロッククライミングです
結末は、もうわかりますよね?こういうことが、わりかしあります。怖いですねー

たこ焼きができる?
クライミングをしている人は、指にもの凄いタコがあるや手の皮が厚いなどというようなことは誰しも聞いたことがあるだろう。また、そこに焦点を当てる方も非常に多いと思われる。しかしながら、「この人は、100%クライマーだね」という見分けかたが幾つがあるが、その一つに足を見ることが挙げられる。クライミングをしたことがない方は、クライミング用の靴を履くだけであり他のスポーツと何ら変わらないと考えてしまいがちだが、これは異なる。クライミング用の靴は、確かに形状や素材などが他の各スポーツ用靴とは違うだけで何ら変哲も無さそうだが、サイズに注目してもらいたい。もし、皆さんが靴(スポーツ用、日常用)を買う時、サイズを選ぶ際どのようなところに気を付けて買うだろうか?一般的には、足に悪いからちょうどのサイズか気持ちゆとりがあるぐらいのサイズを買うと思う。一方クライマーシューズの場合だと、こうはいかない。シューズ(便宜上以降はクライミング用のシューズをシューズとする)を選ぶ際は、普段履いているサイズよりも明らかに小さいサイズを買う。ここは個人差が出るところであるが、基本的に足の指が少し曲がるくらいのサイズがちょうどいいサイズとなっている。プロや普段のクライミングジムにいる強者の中には足の指がガチガチに曲がっているものがいいというような人もいる。若干話が脱線してしまったが、ここまでシューズの話をしたらわかる人もいると思うがこのようなサイズの靴を平気で3〜4時間の断続的に履き続けている人達の足の指はどうなるだろうか?
はいその通りです!足にアホみたいに立体的なタコができます。その有様は、まるでたこ焼き^_^。しかもこれは、足の指の全てとかかとにもにできるので末恐ろしい、、、

自分ルールが存在する
これに関しては、他のスポーツでも当てはまりそうですね。しかし、一応どのような自分ルールがあるのかということを簡単にまとめていきたいと思います。
•一撃至上主義
•外岩至上主義
•ノーマット美学
•ナチュラルプロテクション第一
•フリーソロ

分からない専門用語ばかりになっていますが、このほかにも色々と個人のルールはあります。どのルールも素晴らしいものですが、皆これを押し付けるようなことは基本的にありません。何故なら、これらはある種の哲学的な考えが混ざっていることがあり他人に自分のこの登りかたが一番素晴らしいという思想を押し付けるのは、ある種の宗教戦争になりかねないからです。どのクライマーも「みんな違ってみんな良い」の金子みすずスタイルをとっています。ただ、岩を傷つける行為は業界からの追放を意味するのでどのような主張があろうとやってはいけません!!
つらつらと書いてみたものの、これはこれで記事にしないと全く分からないと思うので多分出します。


まとめ
いかがでしたでしょうか?まだ、クライミングを始めて日が浅い人や、やったことがない人には中々衝撃的だったのでしょうか?他のスポーツでも変態は多いと思いますが、その中でもクライミングは群を抜いて変態度が高いと思います。これ以外にも、体の軽さを追求するためにわざと車椅子で過ごして足の筋肉を落としたり、指がふやけるのが嫌だから指にテープを巻いて水が触れいないようにする。さらには、バンが家になっている人などなどあげ出したらキリがないレベルで変態エピソードが湯水の如く出てきます。
最後にあげた例は、クライミング業界でもトップレベルの人たちがやっていることなので普通のクライマーは基本的にはやってないと思います。色々と変態をアピールしてきましたが、こんな世界がカッコいいと思ったあなたは是非ともお近くのジムに行って下さい。クライミングジムにいる人は、基本的にぶっ飛んだエピソードを持った優しい人が多いので初めてで1人でも楽しくできると思います。

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