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幼稚園・保育園の先生必見!!園児 ダンスの悩み解決!! その6

感動的なダンスにならない

これは大変難しいことです。
原因もたくさんあります。
たった一つの解決法ではなかなかうまくいかないとは思いますが、大きな原因は「選曲」です。

ダンススタジオをしていた頃、毎年の大きな発表会では20曲以上のダンスを作ってきました。
まず最初のハードルが「選曲」です。
曲を決めないとイメージもわかないし、振付自体考えられません。
ニューヨークやロンドンで山のようにCDを買ってきて、片っぱしから聞き、これをあの子達に踊らせたい!と思うような曲を選んでいきますが、1枚のCDに15曲くらいの曲が入っていたとしても2〜3枚のCD中から、コレッ!と思う曲を見つけられるのは1曲あるかないか・・・です。
中には1枚の中から何曲も使いたい曲が出てくることもありますが。
その選曲を諦めないで、とことん頑張るか頑張らないか・・・が発表会の成功を大きく左右するのです。
ダンスの成功の80%は選曲にかかっていると言っても過言ではないと思います。

そんな経験から「選曲」が本当に大切であることを知って欲しいと思います。
同じ曲でもアレンジが何通りもある曲もあります。
アレンジ一つでまるで違う感じの曲もありますので、そこはたくさんの中から決めて欲しいことです。

そうは言っても、何から始めたらいいか?

まず感動させたい時は・・・

音質が厚い曲を選びましょう。

例えば、可愛い曲だからピアノ中心に楽器の数も少なく、ビートやリズムもたっていないので、薄い音質の曲になったりします。そうすると盛り上がりに欠け、こどもたちのダンスだけでは感動的!とまで持っていくのは難しくなります。
踊るこどもたちも気分的に盛り上がらないことが多いのです。
音質の厚い曲の代表は、オーケストラで演奏されているものです。
楽器の数も多く、音の強弱の差も大きいので、最初は静かでもどんどん盛り上がってきます。
オーケストラで演奏されているのはクラシック音楽が多いですが、先ほど書いたように、クラシック音楽でもビートを効かせたアレンジになっていたり、ダンスバージョンになっていたりするのもありますから、選ぶのも楽しいですよ。

映画のサントラ盤の中から探す。

私たちもよく映画のサントラ盤の中から使います。
映画音楽のいいところは、作曲家がその映画のために作っているわけですから、映画のストーリーやイメージを音楽がとてもよく表現されているからです。
例えば「ミッションインポッシブル」の曲は緊張感とシリアスさ、そして力強さがあり、ミッションを成功させる意志の力強さがあります。
「ライオンキング」の曲はジャングルですから、雄大な自然の中の生き生きした生命力が根底にあり、いろんな困難にも打ち勝っていく、という生命の力強さがあります。
あとで説明しますが、このライオンキングのようにジャングルなんて、とんでもない・・・と思いがちですが、ジャングル、イコール、アウトドア、外で太陽があるわけですから、運動会の演目にはぴったりです。
そして生命力といえば「こどもたち」ですから。
映画そのものにはストーリーもメッセージもありますから、ご覧になる方には耳からの情報が入るので、ダンスの振りと融合して感動的に受け取ってもらえると思います。

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