yume

全てが夢の様。

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全てが夢の様。

最近の記事

こんな夢を見た。

白黒の世界の中でした。 何処かの都市で、ビルや歩道橋が散在しています。 雰囲気はどんよりとしていて、雲は世界に重たく沈んでいます。 そこには逃げ惑う無数の人々が、無秩序な方に向かって走っていました。 私が感じるのは、はっきりとしない掴みようのない脅威で、どうして「それ」を感じているのかもわかりません。ただ「それ」は自分の事を狙っているということだけは直感的に理解していました。 なので、私も「それ」から逃げる為に走っていました。しかしながら、体の反応が鈍く、足を動かそ

    • 走る車、星の街。

      暗闇の中に光る電灯のブルーライトは、静寂の街を照らす星となる。 星々の間を走る僕の車は、孤独に翔ける流星となる。 前方に見える星は、次の瞬間には後方に流れてゆき、さらには霞んで見えなくなってゆく。 光り、流れ、消え 光り、流れ、消えゆく そんな儚い存在に、僕は名前を与えた。 シリウス、リゲル、カノープス ベガ、デネブ、アルタイル 僕はあの星々のことを、きっと忘れない。 星々は僕の心の中で明滅を続ける。 シリウス、リゲル、カノープス ベガ、デネブ、アルタイ

      • 三途の川の河原の少女

        ー帰命頂礼世の中の 定め難きは無常なり。 親に先立つ有様に 諸事のあわれをとどめたり。ー               賽の河原和讃 より ーーー三途の川の辺 賽の河原ーーー  ここに来て、どれくらいの月日を過ごしたか、私にはもうわからなくなってしまった。  大きな石を河原に運んで来て、ただ高く積み上げていく。鬼より高く積まないと、三途の川の向こうへは行けない。だから、私は誰よりも努力している。全身傷だらけで、血が止まらなくても、私はめげずに頑張っている。  ここにいる

        • 恋文

          互いに理解し合うなんて、到底できない。 私に出来るのは、あなたのことを心から理解しようとすること、或いは、心から理解しているかの様にあなたを騙すこと。 あなたと私の心の隙間を埋めるものは、全て嘘なのかもしれない。それでもいいと思えた。 埋まることのないあなたと私の心の隙間を、埋めたいと思えたから。

        こんな夢を見た。

          惑星の終わり

          高名な学者、嘆く。 「生命の冒涜。この地を駆け巡る魂は、生に目を背け、地上を拒絶し、楽園と言う名の束縛の下で、快楽の泉に浸っている!」 聖女、絶望する。 「空を仰ぐ壊れた神像に、赤黒い雷雲が影を落とした。 枯れ果てた母なる大地が、急激に鳴り響いて・・・。」 魔女、歓喜する。 「地が割れ吹き出す業火に、神様すら行場を無くした!」 魔女の手下達、合唱する。 「赤い星の終焉に、生命の叫換。溶け合うパトス!」 十字架を背負う、聖女の問い。 「文明の進歩は、何を残した?」 朦朧

          惑星の終わり

          意味のない話 pt.1-現実と虚構について-

           ここ3、4年くらい、現実と虚構ということについて、時々、考えてきた。そのことについて書こうと思う。私は哲学とか、そういう専門的なことは知らないので、本文で用いられている用語が誤用であるかもしれませんが、それはごめん、ということで。あと、文章がわかりにくいかもしれません。わからなかったら、何も考えずに御経だと思って読んでください。何かに目覚めるかもしれません(笑) 私の家族は現実主義、私は虚構主義  私の家族は、漫画やアニメ、小説といったような「虚構」であると感じられるもの

          意味のない話 pt.1-現実と虚構について-