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星の時間が奇跡を起こす

人生を180度変える。そういう出会いがある。


きっかけは今日からたったの8日前、ずっと行きたかったあこがれの”THE PRESENTS”のライブを、彼と観に行ったことだった。

それから5日後の朝、下の動画を観たわたしは思わず彼に転送した。

「観た?」

「みた!」

そして何時間後かに送られてきたのは・・・

「新大阪」の看板が映った写真!

「きた!」

(まじか・・・?!)


そして彼はとてつもない体験をした。

五十嵐さんと春花さんの前座が終わると、会場にいて興奮気味の彼からこんな感想が送られてきた。

五十嵐さんの演奏はなんか五十嵐さんが戦場に立って戦ってる感じですごくジリジリしててよかった!
春花さんはもともとあるダンスとコッコの曲で、オリジナルのダンス踊ってたけどどっちも凄かった!
でもオリジナルの方が本当に心を解放して裸で踊ってる感じですごかった!大草原で踊ってるみたいな感じ

その後の”THE PRESENTS”のライブについては、ただただすごーくよかったとだけ。もう多くは語られなかった。

そして後日、ライブを共有した方のこちらの記事を読んでまた感想が送られてきた。

GIさんについて書かれている後半を引用して、「ここの感じがすごくわかる」と・・・

その後、りゅうすけさんのピアノについて長いコメントが来た。

リュウさんのピアノがむちゃくちゃいいっていう話も昨日してて、ピアノと一体化してるっていう言葉は僕は思いついてなかったんだけど、リュウさんピアノ弾いてるときまっったくわき目もふらずピアノの方だけを見てて、他の誰とも目を合わせないんだよね。でも明らかにピアノでバンドメンバーから会場のお客さんとまでコミュニケーションしてて、ピアノで喋ってる!!って感じてた。まさにピアノと一体化だなって思った、ピアノがもう自分の唇になってたというか あの弾いてる時のピアノしか見えてないのにピアノの向こう側にあるその場全員をピアノを通して見てる感じの横顔が好き

そしてこのライブの次の日、Rest Inn Peaceに行ってきた彼から、今度は電話がかかってきた。一時間以上かけてその日体験してきたことを熱く語ってくれた。


とにかくそこには本気の人しかいなかったこと。

ずっとずっと誰かと話したくても話せなかった自分の本音の部分を、丸出しにして話せる仲間に出会えたこと。

坂爪さんを、これまで崇めて崇めてきたけれど、実際にお会いしてみたら、なんといったらよいか・・・隣にいっても大丈夫な方だったということ。


そして・・・そして・・・

この後またまた信じられないことが起きた!

そしてこうなった!

なんと、なんと、その翌日、彼はずっとずっと憧れていた坂爪さんと一緒のステージに立っていたのだ!


いつものんびり屋の彼が、勢いで動いていた。

ひとつでもずれていたらこんなことにはならなかっただろう。

ちょっとでも躊躇して「いやいややっぱりこんなのはただの妄想だ!勘違いだ!」と、その思いを引っ込めていたら、こんなことにはならなかっただろう。


星の時間。

ミヒャエル・エンデの『モモ』にでてくることば。

~まったく一回きりしか起こりえないようなやり方で、たがいに働き合うような瞬間のことだ。そういうときには、あとにもさきにもありえないような事態が起こることになるんだよ。だがざんねんながら、人間はたいていその瞬間を利用することを知らない。~

それは自分の意思や努力だけでなく、まるで神様の計らいかと思われるような、偶然と偶然がいくつも重なり合って起こるような時間。

偶然のうちのひとつでも狂っていたら・・・?

またはその訪れに気づくことができなかったら・・・?

全く起こることもなかっただろう奇跡。

P.S この記事にまた震えた!↓



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