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自分自身を真面目に生きようという話


自分自身を真面目に生きるとはなんだろう。

その問いかけに大真面目に、まっすぐに答える男がいた。八乙女楽という男だ。

アイドリッシュセブンという言葉はアニメやゲームが好きな女性なら(もちろん男性もいらっしゃるだろうが男性アイドルを主体にしたコンテンツであり女性が多いと想定して女性としておく。)一度は聞いたことあるのではないだろうか。

アプリゲーム内ではIDOLiSH7という7人組のアイドルが成長していく姿が描かれている。
アニメ化もされ、まさに今日23時から第2期の最終回が放送される。


IDOLiSH7のライバルであるTRIGGERのリーダーであり、抱かれたい男1位、八乙女楽が見出す自分自身を真面目に生きることの答えとは。

正解なんて探すな。ノイズを消せ。自分の声だけ探せ。100人に愛されるおまえじゃなくて、おまえに愛されるおまえになれ。そしたらいつか、1万人がおまえを愛するようになる。それが自分自身を、真面目に生きるってことだろ。



私ははっきり言って自分のことが好きではなかった。顔も姿も性格も何もかも好きではなかった。

いつからだろうか、自己肯定がこんなに低くなってしまったのは。
容姿、成績、字の綺麗さにいたるまで人と比べては落ち込む学生時代だった。
どれだけ努力しても上には上がいると知った。

大学に入り、環境が変わり、少しはこの考えも変わるかと思ったがそんなことはなく自分の存在意義すら見出せなかった。

そんな私を好いてくれた人もいた。お付き合いもしてみたが自己肯定が低いあまり、相手のことも素直に好きになれない。こんな出来の悪い自分のことを好きになるなんておかしいと思ってしまうのだ。そんなことの繰り返しのせあで私の性格は歪みきったものとなっていた。


そんな生活の中アイドリッシュセブンに出会った。

私とは正反対、どこまでも真っ直ぐなアイドル、八乙女楽に惹かれていった。

そんな彼から放たれた上記の言葉。頭を雷に打たれたような衝撃だった。


私は自分自身を真面目に生きていなかったのだ。


私はアイドルではない。そのため1万人の人に愛されなくたっていい。
ただ、この自分が主役の人生を自分が自分を愛さなくてどうするんだ。
八乙女楽の言葉を聞いてそう思った。

自分の歪んだ性格のせいで紆余曲折を経験した。なかなか人生うまくいかなかった。人生半分もいってない奴が何語ってるんだという感じだが、病気になったり仕事を退職したり、歳の割には苦労もしてきた。

お疲れ様、これからきっといいことあるさ。
自分を愛するにはまだかかるかもしれない、だけど自分を褒めるくらいはしてあげられるようになった。


今日のメイクはうまくいった。
今日はいつもより多く仕事をこなせた。



大丈夫、今日の私は昨日の私よりきっと私を愛せているよ。

少しだけ、少しだけだが
私は自分自身を真面目に生きていけているのではないかな。


ありがとう八乙女楽、ありがとうアイドリッシュセブン。

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