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地域がグローバルに生きるには 地方創生と大学教育

内容紹介

グローバル人材に重要なのは英語力だけではなく、その育成は都市部の大規模・トップ大学ばかりが担うものでもない。国内外での豊富なビジネス経験を活かし、地方大学において東南アジアでの教育プログラムを開発・実践してきた著者が、地元の魅力を世界に発信できる人材を育むために、大学と地域が持つべき視点を提言する。

著者紹介

帯野久美子(おびの・くみこ)
株式会社インターアクト・ジャパン代表取締役。
1952年3月、大阪府に生まれる。1975年3月、追手門学院大学 文学部社会学科卒業。1981年4月~1982年3月、追手門学院大学 文学部社会学科 研究室在籍。1982年4月1日~1983年3月31日、甲南女子大学大学院文学研究科博士前期課程社会学専攻在籍。1982年3月、個人で翻訳活動を開始。1985年12月、株式会社 インターアクト・ジャパン設立、現在に至る。
2009年8月~2015年3月、国立大学法人和歌山大学理事・副学長。2010年4月~、文部科学省大学設置・学校法人審議会委員、2013年2月~、文部科学省中央教育審議会委員。2014年4月~、スーパーグローバル大学創成支援プログラム委員会委員。2014年5月~、大阪市教育委員会委員。2015年4月~、国立大学法人和歌山大学経営協議会委員。ホーチミン市師範大学客員教授(非常勤)。2016年4月~、国立大学法人東北大学経営協議会委員。2016年4月~、学校法人立命館高等学校SGH運営指導委員。2016年6月~、学校法人昭和女子大学グローバル人材育成推進事業外部評価委員。2017年4月~、学校法人追手門学院大学特別教授。

目次

1章|ビジネスから大学に
1|大学に来ないか?
2|次世代に伝えたかったこと
3|日本企業の失敗
4|大学は多様か?
5|悩める地方国立大学

2章|タイプログラムをつくる
1|「1人が変われば10人が変わる」学長の思い
2|タイに照準を合わせる
3|プログラムをつくる
4|送っただけでは教育にならない
5|大切なのは事前教育
6|自主的な学びの創造
7|1期生旅立つ
8|ひとまわり大きくなって帰ってきた学生たち

3章|学生はどこで成長したのか?
1|学生が農村で見たもの
2|何が学生を変えたのか?
3|行動を起こした学生たち
4|「若者は内向き」のうそ
5|インタビューを終えて

4章|ASEAN道場で学生を鍛える
1|ASEANへの思い
2|ASEAN道場を開く
3|ビジネス界の求めるグローバル教育
4|学生目線のプログラム

5章|和歌山大学版「グローバル教養教育」とは?
1|グローバル教育四つの柱
2|アイデンティティ力
3|ダイバーシティ力
4|コミュニケーション力
5|人間基礎力

6章|グローバルな世界を生き抜く英語力とは?
1|日本人はなぜ英語ができないのか?
2|英語学習に対する誤解
3|英語教育に対する誤った態度
4|英語を取り巻く環境の変化
5|どんな英語が必要なのか
6|何をすればよいのか
7|日本語教育にも通じる姿勢

7章|グローバル人材に求められる要件
1|国際化からグローバル化に 日本の30年
2|世界はどう変わったか?
3|日本はどう変わらなかったのか?
4|グローバル化と国際化の違い
5|グローバル人材に求められる力
6|社会みんなで育てるグローバル人材

8章|グローバル化と地方創生
1|なぜ和歌山でグローバル?
2|政策は若者を呼び戻せるか?
3|地方でクリエイティブに仕事する
4|東京よりもホーチミン
5|地方から世界を目指す
6|デスクトップで世界を駆ける
7|地方創生と大学の役割

9章|グローバルを生きる地域力
1|国境を越えた子どもたち
2|ローカルの境界を越えた学生
3|大学を支える地域の力
4|グローバル教育で起業家をつくる

書誌情報

体 裁 四六・200頁・定価 本体1800円+税
ISBN 978-4-7615-2648-1
発行日 2017/07/15
装 丁 コシダアート 上原 聡

企画・編集 前田裕資
編集・DTP 松本優真

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