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クリスマスに椅子を買って電車に乗ってみる

ちょっと早いけど、メリークリスマス。
子供が寝静まるまで、パパサンタはリビングで待機中。

そんな中、頭の中では懐かしの曲がリフレインされている。

僕は走り 閉店まぎわ
君の欲しがった椅子を買った
荷物抱え 電車のなか
ひとりで幸せだった

言わずと知れた名曲。
B'zさんの「いつかのメリークリスマス」

なんでプレゼントが椅子だったのか。

この答えの無い問いには、かなり昔から色々な人が考察をしている。
なので、この辺りは私なんかよりも深く考察してる方々に委ねたいと思う。

というわけで、私はただただ妄想してみる。

まずはこの歌詞。

僕は走り 閉店まぎわ
君の欲しがった椅子を買った

椅子をどこで買うか、これは迷うところだ。
お値段以上の緑の家具店もいい商品を揃えているが、クリスマスプレゼントという雰囲気ではない。

どこで買うか。

B'z稲葉さんは渋谷区に住んでいるという噂を聞いたことがある。
というわけで、渋谷からほど近いこのお店で買おうと思う。

欲しがってた椅子は正直あまり覚えていないが、多分かわいい椅子だろう。
クリスマス前には冬のボーナスも入っているので、ちょっと奮発してこの椅子に決めた。

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CH24 | ビーチ ソープ仕上げ。
お値段は税込 92,400 円。

クレジットカードをきる手が少し震えるくらいの奮発だ。

プレゼントなので丁寧に梱包してもらい、店を出る。
このお店の営業は19時まで。
閉店時間に駆け込んでいるので、時刻は19時ちょっと過ぎたあたり。

代官山から渋谷まで戻る。
この距離で、かつ椅子を抱えている時点でタクシーという選択肢を取りたいが、
街はクリスマスイブ。
恋人たちが思い思いのデートスポットへタクシーで移動しているので、
中々タクシーが捕まらない。

そこで、仕方なく東横線で渋谷へ。
時刻は19時過ぎ、帰宅ラッシュ。
ホームには人だかり。後ろから押し込まれるように電車の中へ。

荷物抱え 電車のなか
ひとりで幸せだった

満員電車で椅子を抱えて、ひとりで幸せを感じられるとは強心臓である。
周りの視線も冷たいに違いない。
たかが2、3分の乗車とはいえ、多分自分だったら地獄のシチュエーションだろう。

歌いながら線路沿いを 家へと少し急いだ

電車を降りてからも上機嫌である。
線路沿いを歩くということは、渋谷駅前交番から北上する感じだろうか。
そろそろ椅子を抱えている手もプルプルしてきた。

誇らしげにプレゼント見せると 君は心から喜んで
その顔を見た僕もまた素直に君を抱きしめた

ドヤァ。

君の笑顔で、筋肉痛もいい思い出となった。
でももう二度と、椅子を抱えて東横線は乗りたくない。
そう誓ったいつかのメリークリスマス。

さて、サンタ業に取り掛かるか。

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