「ゴシップを並べる週刊誌が嫌い」と毛嫌いせずに。
過去、人のプライベートを晒して稼ぐ週刊誌が嫌いだった。
「なぜゴシップ誌と呼ばれる週刊誌がなくならないの?」
「選挙等のタイミングを狙って政治家の隠し撮りしたゴシップを流すことによって、世の中に影響を与えようとすることはやり方として間違ってるんじゃないの?」
「マスコミは”第三の権力”と呼ばれているが、そのような力を持つべきなの?」
なかなか納得できなかった。
そんな週刊誌だが、実際に”本”を買って読んでみたことがある人はどれだけいるだろうか?ネットニュースの切り取り記事のみ、を読んでいる人が多いのではないだろうか。
本として読んでみても、やはり目立つのは芸能人のゴシップ、政治家の不祥事など、人気者/一般的に立場の高い人、を凋落させるような記事だ。前半のページに大抵記載されている。
しかし、そういったゴシップ記事はほんの一部であることに”本”で読んでいると気づくことができる。
その他の記事はだれかをつるし上げるでも、いたずらに批判するだけのものではない。言ってしまえば、ちょっと”固い”とも思える記事だが、良質な記事だ。
以下の記事は、ある週刊誌に掲載されたものである。
イーロンマスク氏が経営する会社が波に乗る前の話。経営が苦しい時に従業員に送った”心を動かす”メールが紹介されている。
個人的にはこのような記事が世の中に出回るべきだと思う。そうなれば、批判ばかりでない”気持ちの良い”社会に少しでも近づくのではないだろうか。
ただこう言う記事は”バズり”づらい。だからこそ人の目を惹くゴシップ記事が活躍するのだろう。
出版社で働く人の中でゴシップが好きではない人も、このような考えで納得しているのだろうか。
「週刊誌が嫌いだが、本として一度も購入したことがない」という方がいれば、とりあえず一度買って隅々まで読んでみることもいいと思う。印象が変わるはず。
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