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「ルワンダ中央銀行総裁日記」を読んで

服部正也さんの「ルワンダ中央銀行総裁日記」を読んだ。

内容は、日本銀行で働いていた著者の服部正也さんがルワンダの中央銀行の総裁となり、ルワンダの発展に貢献した話。

もちろん実話である。

この本は、もともと自分が開発途上国支援に興味があった為、本屋で見かけ、興味をそそられ読んでみたもの。

本を読んだ感想としては、面白いだけでなく、非常に勉強となる本だった。ルワンダでどのような問題があるのか。またどのようにして発展していくのか。その国で働く外国人(先進国)技術者の立場、働き方等非常に勉強になった。

話は1960-70年代のものであり、若干昔の話であり、現在発生しているルワンダの問題とは毛色が違うが、一方で支援にたつ立場としての考え方は共通と思うし、間違えなく参考に出来るもの。その他のアフリカ諸国にも当てはめられると思う。

また、本を読み強く感じたことは、「勉強をしてない人があまり役立てないこと」。

この話で出てくる人たちには、「何かを変えられる人」と「何も変えられない人」がいる。その差はハッキリとしていて、勉強しているか、していないか。そして謙虚に学ぶ力があるかどうか。

現代の自分に置き換えると、、それは当然分かっていても、勉強はなかなか出来ない。仕事いそがしいなぁ、とか何かと言い訳して結局しないことが多い。

この本を機に自分は重い腰を上げたい。

国際協力とか考えている方に是非オススメできる本だ。

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