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サウナが気持ち悪くなってしまった


最近サウナにはまり始めていた。だが今日はちょっと気持ち悪くなってしまった。暑さにやられたわけではない。他の男たちの裸が嫌になってしまったのだ。

もちろん凝視しているわけではない。むしろ目線を避けている。だけどどうしても視界にちらつく。特に今日行ったサウナは人口密度が高かった。

場内にひしめきあう男、男、男ども。誰もサウナパンツなんか付けちゃいない。このサウナの案内としては「サウナパンツをご着用ください」と書かれているのだが、サウナの中でも9割の男は履いていなかった。

なぜ履かないのだろう。なんとなく分かった気がした。

たぶん最初は皆サウナパンツを履くのだが、どうせ体を洗う時や湯船に入るときには脱ぐ必要があるし、そうでなくてもサウナの汗などで事前に水浸しになってくる。そうするの脱ぎ履きするときにサウナパンツが肌に当たるとめちゃくちゃ冷たいのだ。それで皆着けなくなってしまうのではないだろうか。

なのでサウナや風呂エリアにはネイキッドな男たちが無数にうろつくことになる。

これを避けるには人口密度の低めのサウナに行くか、高いお金を出して個室サウナを使うか、岩盤浴サウナのように岩盤浴着を着るタイプのところに行くか、それともサウナは諦めて自宅でこまめに熱い風呂に入るか。

もうこうなったら自宅にサウナが欲しいっていう気持ちが少し分かったような気がした。

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