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ビジョンコンディショニングの基礎③ 両眼のチームワークのコンディショニング
こんにちは、ビジョンコンディショニングコーチの中塚です。前回までは跳躍運動と追従運動のトレーニング方法について書きました。今日はその運動をより正確なものにするための方法をお伝えします。
両眼の連動 〜チームワークとは
両方の眼で物を見るとき右の眼と左の眼が視点を合わせますよね、その時に動いてる眼の方向は「同じ方向」と「反対方向」の2種類発生します。
具体的には両眼とも同じ方向に向いてる横目と両眼が反対方向に向いてる寄り目ですね。
その向き運動は細かい制御がなされてピタッと視点が合うようになっています。この事を両眼のチームワークといいます。
でもこの視点合わせ、本当にちゃんとできていますか?
パッと視線を動かした時、焦点が合うまで一瞬2重に見える人がいたら要注意。チームワークが悪いとポイントにしっかりと両眼が合わず、どちらかの眼が遅れて来て視点を合わせているという事なんです。
ブロックストリングを使って連携
用意するもの
・紐 (手芸店などで売っているもの)
・ビーズ4色 (紐の太さに合わせて、手を離しても途中で止まるもの)
紐の長さは1メートルから3メートルくらい好みの長さに切ってください。先端はリング状にするとフックなどに引っ掛けて一人でも行なえます。
その紐に用意したビーズを通して、手前側はビーズが抜けないようにたま結びしたら完成です。
ブロックストリングの使い方
二人で行う場合はリングを作った先端を相手に持ってもらい、そこから最初は顔の真正面に来るようにまっすぐ持ちます。
紐を持ってる人が色を指定して、行う側は言われた色のビーズに視点を合わせていきます。
その時に紐を持つ側は、相手の眼の動きを見ておかしなところがないか確認するといいでしょう。
正面で行ったあとは、全面8方向を組み合わせてやってみてください。苦手な方向があるかもしれません。
一人で行う場合は、先端を何かに引っ掛けて同様に行ってください。
奥行き感が感じられる
両眼を協調させることで立体感や奥行き感が増したり、両眼の視点が同時に合うことでピント合わせのタイムラグが無くなり次の動作への遅れが減るなど実感できるのではないかと思います。また、空間の認知能力を高めるためには正確な距離感が大切です。
ブロックストリングをぜひ取り入れてみて下さい。
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この記事の関連ワード
ブロックストリング,両眼のチームワーク,視空間認知
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