自分で自分が信じられないときは。
「人は、そこに存在しているだけで価値がある」
とか、
「ありのままのあなたで良い」
とか、
「そのままで素晴らしい」
とか。
これは、全部本当のことなのだけれど、
なかなかストレートに
「そうだよね〜」
って、思えなかったりする。
何を隠そう、ボクも20代の頃はそうで。
自己開放系のワークショップを受けたことがあったんだけど、
そこの先生が言うことが、全く信じられなかった(笑)
他の参加者が、
「そのとおりですね、先生!」
「生きてるって素晴らしいですね!」
なんていうなかで、
ボクだけが、バカ正直に、
「いやー、全然そんな風に思えないんですけど……」
なんて言って、周りから白い目で見られたり。
今なら、
その先生のお話がよ〜く理解できるんだけどね。
今度お会いする機会があったら、深々と謝罪しよう(笑)
でさ、
どうしてボクが、そんな風に思えるようになったのかというと、
一回、心を病みに病んで、ドン底まで落ちたからなんだけれど、
でも、なかなかそれって、
「これをマネしてね!」
とは、オススメしにくい(笑)
なので、今回は、
もうちょっとソフトな方法を紹介していくね。
◇
ボクもそうだったから分かるんだけど、
自分で自分の存在価値が信じられないときでも、
自分以外の「周りの人」に対しては、無条件で存在の価値を認めてないかな?
でも、これってさ、
客観的にみると、かなりおかしなこと言ってるよね。
自分以外の人は、無条件で価値があるのに、
自分だけ無いなんて、そんな天文学的な確率ある?(笑)
自分だけ生まれつき魔力がなかったり、
自分だけ伝説の剣を抜くことができたりする、
ファンタジー作品の主人公なら分かるけれど(笑)
現実的に考えて、そんなことはないのである。
でさ、
それでもまだ自分の価値を信じられないときは、
その「無条件で存在の価値を認めている周りの人」を信じてみると良い。
例えば、あなたの「友だち」。
その友だちとは、
なんで友だちになったか覚えてる?
たぶん、覚えてないよね(笑)
ボクは、友だちとご飯を食べてるときに、
ふと「なんで友だちになったんだろう?」と考えてみたときがあって。
「話が合うから」
とか、
「一緒にいて楽しいから」
とか、
後付けで理由はどんどん出てくるんだけど、なんだかピンこない。
それからずーっと考えていった結果、
出てきた答えは、
「友だちになりたかったから」
という、実にシンプルなものだった(笑)
きっとボクは、その友だちが、
今の仕事をやめたとしても、
無職になったとしても、
離婚したとしても、
不倫をしたとしても、
性転換したとしても、
犯罪を犯してしまったとしても。
変わらず、友だちでいたいと思うだろうし、
その友人の価値は変わらないと思うだろう。
人と人が友だちになるのに、理由や条件なんかいらない。
あなたの友だちもきっと、
「あなたがあなただから」
あなたの友だちなのだ。
だから、
自分で自分のことが信じられないときは、
自分が信じる誰かが信じるあなたを信じよう。
なんだかすごく、遠回りな気もするけれど(笑)
ちょっとずつで良いから、自分のことを信じてあげてね♪
※この記事は、2019年4月に、菊池遊真の個人ブログ「あっとゆーまな日常。」に投稿した記事を加筆・修正したものです。
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