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自分で自分が信じられないときは。


「人は、そこに存在しているだけで価値がある」
とか、
「ありのままのあなたで良い」
とか、
「そのままで素晴らしい」
とか。

これは、全部本当のことなのだけれど、
なかなかストレートに
「そうだよね〜」
って、思えなかったりする。

何を隠そう、ボクも20代の頃はそうで。

自己開放系のワークショップを受けたことがあったんだけど、
そこの先生が言うことが、全く信じられなかった(笑)

他の参加者が、
「そのとおりですね、先生!」
「生きてるって素晴らしいですね!」
なんていうなかで、

ボクだけが、バカ正直に、
「いやー、全然そんな風に思えないんですけど……」
なんて言って、周りから白い目で見られたり。

今なら、
その先生のお話がよ〜く理解できるんだけどね。

今度お会いする機会があったら、深々と謝罪しよう(笑)

でさ、
どうしてボクが、そんな風に思えるようになったのかというと、
一回、心を病みに病んで、ドン底まで落ちたからなんだけれど、

でも、なかなかそれって、
「これをマネしてね!」
とは、オススメしにくい(笑)

なので、今回は、
もうちょっとソフトな方法を紹介していくね。



ボクもそうだったから分かるんだけど、
自分で自分の存在価値が信じられないときでも、
自分以外の「周りの人」に対しては、無条件で存在の価値を認めてないかな?

でも、これってさ、
客観的にみると、かなりおかしなこと言ってるよね。

自分以外の人は、無条件で価値があるのに、
自分だけ無いなんて、そんな天文学的な確率ある?(笑)

自分だけ生まれつき魔力がなかったり、
自分だけ伝説の剣を抜くことができたりする、
ファンタジー作品の主人公なら分かるけれど(笑)

現実的に考えて、そんなことはないのである。

でさ、
それでもまだ自分の価値を信じられないときは、
その「無条件で存在の価値を認めている周りの人」を信じてみると良い。

例えば、あなたの「友だち」。

その友だちとは、
なんで友だちになったか覚えてる?

たぶん、覚えてないよね(笑)

ボクは、友だちとご飯を食べてるときに、
ふと「なんで友だちになったんだろう?」と考えてみたときがあって。

「話が合うから」
とか、
「一緒にいて楽しいから」
とか、
後付けで理由はどんどん出てくるんだけど、なんだかピンこない。

それからずーっと考えていった結果、
出てきた答えは、

「友だちになりたかったから」

という、実にシンプルなものだった(笑)

きっとボクは、その友だちが、

今の仕事をやめたとしても、
無職になったとしても、
離婚したとしても、
不倫をしたとしても、
性転換したとしても、
犯罪を犯してしまったとしても。

変わらず、友だちでいたいと思うだろうし、
その友人の価値は変わらないと思うだろう。

人と人が友だちになるのに、理由や条件なんかいらない。

あなたの友だちもきっと、
「あなたがあなただから」
あなたの友だちなのだ。

だから、
自分で自分のことが信じられないときは、
自分が信じる誰かが信じるあなたを信じよう。

なんだかすごく、遠回りな気もするけれど(笑)

ちょっとずつで良いから、自分のことを信じてあげてね♪


※この記事は、2019年4月に、菊池遊真の個人ブログ「あっとゆーまな日常。」に投稿した記事を加筆・修正したものです。

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