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実績のない素人大学生がIT会社に「修行させてください」とお願いしに行った話。

今日は、プログラミングを勉強してはいるものの大した実績のない自分が、IT会社にHP経由で「働かせてください」とお願いした話から自分が学んだことをここに記しておきたいと思います。

まず、僕は2018年のGW前あたりからプログラミングを勉強しています。今までに作ったアプリは意外とたくさんあるのですが、目に見える形で存在しているのは、このサイトにまとめられているもののみ。勉強した言語は、swift、HTML、CSS、JavaScript、PHPです。

そんな僕は、「プログラミングを勉強しています。起業します。大学なんて嫌いです。」と言っているくせに、起業しているわけでも、案件を受注して副業的に稼いでいるわけでもありません。口先だけの自分にムカつき、「どうにか自分を前に進めなければ!!」と焦り、「じゃあ、何しよ?」と考えたときに出てきたアイディアの一つが、「IT会社で実務経験を積ませてもらう。」というものでした。

今年の6月ごろから始めたアスレチックのバイトが12月の頭でシーズンオフになったことから始めたスーパーでの早朝品出しバイトをしていてと思った「あれ、このバイト10年続けても、自分の時給1円も上がらんくね?」という気持ちもありました。

そういう色々な思いが重なり、自分が通える範囲内にあるIT会社を探し、自分が一番かっこいいと思ったHPの会社に、お問い合わせフォームから「なんでもいいので、働かせてください。」という旨のメールを送り、数回のラリーの末、面談をしてもらえることになりました。

そして、今日がその面談の日でした。なんと、代表取締役直々に面談をしていただきました。

まず最初に、「今日は自分の作品とか、履歴書とかなんか持ってきましたか?」と聞かれました。作品は先に述べた通りのものしかなく、履歴書も持っていなかったのでやばいと思いました。

でも、とりあえず、貧相な自分のポートフォリオサイトを見ていただき、率直に「君に案件を遂行できるだけの、能力があるかわからない。」

「修行としてきてもらうのは構わない。ただ、君が学生である以上週20時間を安定して確保できるのか?こちらもコストを割いて君を育てる以上2〜3年は働くと確約してほしい。」

「勉強した。ではなく、これを作った。を見せてほしい」

という、フィードバックをいただきました。

そのほかにも、「君はゆくゆくはどうなりたいのか?」と聞いていただいたので、「アプリを開発するなりして起業したい。」とお応えさせていただきました。そして、「実は、僕の大学の中だけで使えるフリマアプリのようなものを考えている。」ということもお伝えしました。

そうすると、「そのアイディアを今、実行していないのはなぜ?」と鋭すぎるツッコミを受けました。その答えとしては、「ユーザーから個人情報を預かるので、それを保護できるだけの技術をまだ僕が習得できていないからです。」とそれっぽい返答をさせてもらうと、「君はうちで勉強したいと言ったが、うちで勉強できるのは技術で、それはビジネス的な問題じゃない?」とお答えをいただきました。これはつまり、「大企業でも、個人情報が漏れてニュースになっている現代に完璧な安全対策なんてないんだからまずやっちゃいなよ」という話なのです。

自分が自分に「逃げの理由」を与えていたことに気づきました。

そして、僕がアルバイトしているアスレチック施設のHPが古い仕様のままだったことから、「僕に作り直させてください」とアスレチック施設の社長に交渉し、「OK」をいただいているのにも関わらず、「自分が納得できない」と一丁前の理由を持ち出し、HPを納品していない話をしました。すると、「まずはその案件をやり切りなさい。そして、それに(アスレチック施設の社長から)OKが出たら僕にも見せてください。そのHPから、君の技術を推し量り、案件を任せられるか見させてもらいます。」と言っていただきました。

とても大きなチャンスをいただいたように思います。

そして、いかに自分が自分に都合の良い理由を作り出し、なりたい自分から逃げているかに気づきました。

IT業界は実力主義の業界だということ。

勉強したではなく、これを作りました。

という本質に気づけました。

今日は、自分に強烈な刺激を与えてくれた日でした。

坂井悠真やったります。2019年も残りわずかですが、この短い期間で一つでも多く、「これ作りました。」と報告できるように頑張ります。

以上!!

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